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日本で盛んな「中古経済」 その発展の道は?
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· 2019-08-01 · ソース:人民網 |
タグ: 中古;リサイクル;経済 | 印刷 |
家に不要になったぜいたく品があれば、大黒屋に持っていって売り、誰でも大黒屋の「サプライヤー」になることができる。大黒屋の店舗には鑑定の専門家がいて、ぜいたく品として買い取る品物が本物かどうか鑑定する。また商品の色や型番などに応じて価格を決定する。専門家の鑑定を経て買い取られたぜいたく品は、クリーニングとメンテナンスなどを行った後、店の棚に並ぶことになる。
長年にわたり積み上げた信用と、外国人観光客には税金がかからないというメリットにより、大黒屋は今や訪日外国人観光客の「買い物天国」になっている。店内では腕にいくつもバッグを下げた客がレジ前に並ぶ姿をよく目にする。こうした中古ぜいたく品の価格は市場価格よりはかなり安いが、限定品だったり、元の値段が高かったりするため、安くなったとはいっても、それなりの価格ではある。数万元(1元は約15.7円)や十数万元もするバッグは珍しくない。それでもぜいたく品好きにとっては「格安価格」だという。
最近は日本の中古商品が海外に大量に出回るようになった。
日本国内の中古市場が徐々に飽和状態に近づくにつれ、業者の中には地理的に近い東南アジア諸国に狙いを定める所も出てきた。日本から輸出された中古商品の東南アジア市場での評判は高く、とても人気がある。
日本の中古商品の海外販売には主に2つのモデルがある。
1つは日本の中古品業者が日本国内の中古品を中間業者に安値で販売し、中間業者がフィリピン、マレーシア、タイ、カンボジアなどの市場に投入するというモデルだ。日本の中古品輸出企業のまとめた統計では、同社は17年に海外へコンテナ約2500基を輸出し、東南アジアへの輸出が多かったという。
もう1つは、日本の中古品業者が東南アジアでリサイクルショップを開くというモデルだ。日本の業界誌のデータでは、ここ数年、日本企業約20社が東南アジア8ヶ国に60を超える店をオープンして、日本の中古品を販売しているという。
代理購入市場にも中古品が出回っている。ここ数年、中古品の代理購入ルートがますます増え、一般的なECプラットフォームにはすべて中古品代理購入のコーナーがある。この業界に長年携わってきた個人事業者も商機を敏感に感じ取り、機先を制して市場を獲得しようと素早く動いている。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月31日
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