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日本で盛んな「中古経済」 その発展の道は?
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· 2019-08-01 · ソース:人民網 |
タグ: 中古;リサイクル;経済 | 印刷 |
見たところ真新しい服も、トレンドが去れば着なくなる。携帯電話は1年もすると新機種が出てきて、使ってみたくなる。今や、旺盛な消費意欲をもった中国人は、家にある古いものは捨てるには惜しく、捨てなければ場所を取るという新たな悩みに直面している。国のレベルでいえば、活発な消費の背後には、行き過ぎた消費がもたらす環境保護や資源のリサイクルという難問が横たわる可能性がある。
中国と海を隔てた隣国の日本も、数十年前の高度成長期に似たような悩みを抱え、その結果、非常に特色のある中古経済が誕生した。
▽「中古文化」の成り立ち
1960-70年代に、日本経済は高度成長を続け、民間に大量の富が蓄積され、「世界を買う」、「ひたすら買う」のが当時の日本人のよくある姿だった。90年代にバブルが崩壊して経済が長期的低迷に陥ると、日本人は生活を切り詰め、消費スタイルや生活スタイルを再調整し、昔のような質素倹約の時代に戻らざるを得なくなった。
この頃、中古品市場が機運に乗じて誕生した。人々は新しいものを買わなくなり、徐々に中古品に手を伸ばすようになった。また自分の家にある不要品をリサイクルショップに無料で引き取ってもらう人(日本では、不要品の処理は有料になる場合があるので、お金を払うよりリサイクルショップに引き取ってもらった方がいい)や、手元不如意で不要になったぜいたく品をリサイクルショップに安く売る人もいた。
今や、中古衣料品を売る古着店は日本中どこにでもあり、古着店めぐりが若者の間で1つのスタイルになった。中古の家電、雑貨、書籍、家具を売る店もたくさんある。最も重要なことは、こうしたリサイクルショップの商品は質がよく価格は安く、上下揃えても千円ぐらいで買える服がある。書籍などはただ同然の低価格だ。
リサイクルショップのファンにとって、中古品の楽しみは質がよく価格が安いことだけではない。探すプロセスも楽しみで、目的もなくブラブラと、宝探しのような気持ちであちこちの店を回るのが、無上の楽しみだという。リサイクルショップでは、どんな商品に出会うか誰にもわからない。「思いがけない喜び」に出会うことを期待して、リサイクルショップをめぐる人もいる。
▽新業態を生み出す
こうした「中古文化」が一連の新産業を生み出した。
大黒屋は日本最大の中古ブランド品買い取りチェーン店だ。1947年の創業で、市場で人気の高いシャネル、エルメス、プラダ、ルイ・ヴィトン、グッチなどのブランドバッグ、限定品の高級腕時計、ジュエリーなど品揃えは幅広い。ブランドバックは「販売のエース」とか「口コミの王様」などと呼ばれている。
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