北京週報 2016年経済10大ニュース

2017-01-04 10:16

 

一.供給側構造改革が山場 

 

 

2016年は中国が供給側(サプライサイド)構造改革推進の山場に入った年となった。生産能力過剰、工業企業の資産負債比率の高さ、コスト高といった問題は一貫して国際社会の中国経済に対する主な懸念材料となっていた。これらの問題を解決するために、中国政府は供給側構造改革についての手配を行い、「生産能力の削減、在庫の削減、デレバレッジ、コストの低減、脆弱部分の補強」という5大改革任務を明確にした。  

  

国家統計局のデータによると、生産能力の削減では、石炭業界と鉄鋼業界がそれぞれ2億5000万トン、4500万トンという昨年の生産能力削減目標を超過達成した。在庫の削減では、8月末の一定規模以上工業企業の完成品在庫は前年同期比で5カ月続けて減少しており、9月末の商品住宅販売予定面積は7カ月連続で減少した。コストの低減では、企業コストと資産負債率のどちらにも低減が見られた。脆弱部分の補強では、環境保護、農林水産、インフラなどの面で投資成長率が高かった。