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BYDが日本で成功 その決め手となったのは何か?
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· 2019-05-24 · ソース:人民網 |
タグ: BYD;電気バス;経済 | 印刷 |
BYDはこの現状に満足しているわけではない。BYDアジア太平洋自動車販売事業部総経理の劉学亮氏は、「今後BYDは日本向けに全方位的で多様化した新エネルギー製品パッケージを打ち出す計画だ。それには電気バスやトラック、フォークリフトなどより多くの電気自動車車種と、より多くのモデルの太陽エネルギー製品・蓄エネルギー設備が含まれる」と明かす。多様な新エネルギー製品パッケージのうち、BYDは日本向けにカスタムメイドされた電気バス「J6」に大きな期待を寄せている。今年3月25日、BYDは東京で、日本仕様車両「J6」を受注したと発表した。
他の自動車メーカーの製品と比べ、「J6」の優位性はコンパクトな車体(車長6.99メートル、車幅2.06メートル、車高3.1メートル)と低床設計にあり、日本の高齢化社会のニーズを満たし、日本の狭い道でもスムーズに支障なく運行できる。「J6」は販売価格もリーズナブルで、単価(税別)はわずか1950万円と、ほぼ日本製ディーゼルバスの価格と同程度である。「『J6』は東京オリンピック前に納品予定で、今後5年で1000台の販売を目指す」。この目標販売台数は、「J6」の競争優位性に対するBYDの自信の表れだ。
車両の「カスタムメイド」は、自動車メーカーがより大きなシェアを手にし、新たな発展段階へとまい進することの重要なシンボルと見なされてきた。「J6」はBYDが初めて打ち出したカスタムメイド・バスではない。2015年10月、BYDは英国ロンドンのランカスター・ハウス向けに世界初のダブルデッカー電気バスを製造している。このバスは車両の重量と距離のバランス、車両の空間と電気量のバランスといった難題の解決に成功した。
劉氏は、「我々は各市場の『オリジナルニーズ』に合わせ、車両のサイズや外観、機能に対し革新的な研究開発と製造を行うことが可能だ」と強調する。業界関係者は、「これはBYDが電気自動車のコア技術をすっかり理解し、世界で300以上の都市に電気バスを納品した豊富な経験を持っていることと切り離せない」と指摘している。
5月中旬、日本列島のほとんどの地域は次々と夏モードに入ったが、標高1400メートル以上の高原湿地である尾瀬国立公園の森の中には、まだ解けていない積雪が依然としてあちこちに残っている。18日、日本百景の一つである尾瀬国立公園で、BYD電気バス運営開通式が行われた。このことは、BYDの電気バスが尾瀬国立公園で正式に運行を開始したことを意味する。BYDの日本市場での電気バス納品は京都、沖縄、岩手に次いで4回目となる。
尾瀬国立公園は福島県や栃木県、群馬県、新潟県の4県をまたぎ、尾瀬と会津駒ヶ岳、田代山、帝釈山など周辺地域は日本で最大規模の山岳湿地となっている。春から夏にかけて、尾瀬の湿地にはさまざまな花が美しさを競い、すがすがしい空気と美しい風景が人々を名残惜しく立ち去りがたい気持ちにさせている。「1万年前に形成された湿原」の自然景観を守るため、日本側顧客である会津乗合自動車株式会社はゼロ・エミッションのBYD電気バスを導入した。同社の佐藤俊材社長は以前こう語っている。「欧米市場の自動車メーカーや末端のバス事業者を相次いで訪問し、最終的にBYDを選んだ。BYDは電気自動車の核心技術を確立しているだけでなく、製造規模も巨大だ。このような会社は我々が信頼するに値する」。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年5月24日
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