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アジア3地のディズニーが熾烈な拡張競争 東京も参戦
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· 2019-05-24 · ソース:人民網 |
タグ: ディズニー;東京;経済 | 印刷 |
ここ数年、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは確かに集中的な拡張期に入っていた。統計によれば、20年の東京五輪の前後に複数の新施設をオープンする予定で、シーでまもなくオープンする「ソアリン」のほか、ランドも20年春に「美女と野獣」をテーマにした新エリアと21年度に「トイ・ストーリー」をテーマにしたホテルを、それぞれオープンする予定だ。
注目されるのは、日本メディアが17年にランドとシーの入場者数が3年ぶり増加に転じたと報じたことで、背景にはシーで新アトラクションがオープンして観光客誘致力が高まったことがある。データをみると、16年にシーは15周年を迎えたが、運営会社のオリエンタルランドが発表した来場者数は目標の3040万人に届かず、2年連続減少して3千万人にとどまった。しかし拡張建設が進むと、18年度のランドとシーを合わせた来場者数はのべ3255万人に達して、前年度比8%増加し、過去最高を更新した。オリエンタルランドが4月下旬に発表した決算によれば、18年度の売上高は同9.7%増加、営業利益は同17.2%増加、純利益は同11.2%増加となった。
ウォッチャーによれば、「ランドとシーが拡張計画を打ち出し、昨年度は好調だったとしても、上海と香港のディズニーに『挟撃』されている状態にあって、やすやすと『漁夫の利を得る』ことはできないし、拡張のペースを速めていく必要がある」という。さきに発表された分析報告には、「中国大陸部の顧客資源は東京、香港、上海の3ヶ所のディズニーランドにとって通年の来場者の重要な部分を占めており、3ヶ所が熾烈な戦いを繰り広げる様子がうかがえる」とあった。実際に最近は上海と香港が相次いで拡張計画や新アトラクションを発表しており、1月下旬には上海が「ズートピア」をテーマにした8つ目の新エリアを建設すると発表し、それから2ヶ月後には香港がマーベル映画「アントマン&ワスプ」をテーマにした新アトラクション「アントマン&ワスプ:ナノ・バトル!」をオープンし、今月初めには香港が新たな拡張計画を発表した。アジアエリアのディズニーランド間のスピードを競う拡張競争が、もう後戻りできないところまできていることがわかる。
専門家は、「これまでの長い経過を振り返ると、ディズニーが収入と利益の持続可能な成長を実現できたのは、なんといっても新しいコンテンツやアトラクションを絶えず投入し、『リピーター』の割合を引き上げてきたからだ。ディズニーにとって、現在の巨大な文化観光システムを支えてその安定成長を持続させるには、絶えず新たな成長のエンジンを見いだしていくことが必要だ」との見方を示した。中国観光研究院の呉麗雲副研究員も、「テーマパークは確かに常に変化し常に新しいことが必要であり、消費者のニーズの変化に合わせて、新たなキャラクターを商品に落とし込み、地位をキープしなければならない」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年5月23日
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