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デリバリー・宅配便に潜む商機 配達補助や代理受取など
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· 2019-04-12 · ソース:人民網 |
タグ: 配達;デリバリー;経済 | 印刷 |
デリバリー配達員が1回の配達で稼ぐのは6元で、そこから2元をごそっともっていかれるのは大きいが、配達件数が増えればなんとかなるので、配達サポーターを利用しても割に合う。
注目されるのは、事実として、こうした足を使うサービスが浙江省杭州市の大学で徐々に現れてきたことだ。
「ケンタッキーを買ってきて」、「16号ビルに来た宅配便を受け取ってS棟まで持ってきて」。毎日夜になると、浙江伝媒学院の学生300人あまりが参加するデリバリー・宅配便代理受け取りグループはこんなメッセージが飛び交って賑やかになる。グループ代表を務める同学院1年生の孫さんは、「このグループは発足したばかり。学生は誰かに自分の代わりに宅配便やデリバリーを受け取ってもらいたい時、グループに向けて依頼のメッセージを発信する。メッセージを見て都合がつく人がいれば、発信者に代わって宅配便やデリバリーを受け取る。費用を徴収することもできる。費用の標準は最初は個々人が決めていたが、その後、価格つり上げを防止するため、グループで統一の基準を設け、市場価格を規範化した。また価格表も作り、寮の建物までの距離に応じて合理的かつ明確に価格を設定した。こんなにすぐにたくさんのサポーターが集まり、現在のような規模に発展するとは予想外だった」と話す。
価格表を見せてもらうと、宅配便の代理受け取りサービスは3元からで、最高は15元。一番価格の高いサービスは喜茶を買ってくることで20元がかかり、チーズストロベリーティー1杯を頼むと、商品価格の32元のほかにサービス価格の20元が加わって52元になる。52元はスターバックスの飲み物が2杯買える金額だ。
孫さんは、「杭州下沙大学城には、数年前から似たような代理受け取りサービスがあった。デリバリー・宅配便の代理受け取りをするグループはうちだけではない」と話す。需要はどれくらいあるのか。孫さんの場合、所属する337人のグループは今は閑散期で、1日に1〜2件ほどしか依頼はない。しかし昨年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)には、2日間で200元の稼ぎがあり、一日あたり平均100元になったという。
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