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中国人が「フードデリバリー」を好む理由は?
  ·   2019-09-24  ·  ソース:人民網
タグ: デリバリー;夜間消費;社会
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全世界に眼を向けると、中国人は「フードデリバリー」を世界一愛する国民かもしれない。中国インターネット情報センター(CNNIC)が発表した第44回「中国インターネット発展状況統計報告」から、2019年6月の時点で、中国におけるオンラインフードデリバリー利用者数は4億2100万人に達し、ネットユーザー総数の約5割を占めることが判明した。

中国フードデリバリー業の市場規模は、2019年上半期に約2623億元(1元は約15.1円)に上り、2018年に4613億元だった年間取引額は、2019年には6035億元まで増加し、名目増加率は3割を上回る見通しだ。

美団研究院と中国飯店協会フードデリバリー専門委員会が共同で発表した「中国フードデリバリー産業調査研究報告(2019年上半期)」から、さらに興味深いいくつかの現象が確認された。

〇フードデリバリー人気No.1はスイーツ・ドリンク

中国におけるフードデリバリー消費は、グルメとスイーツ・ドリンクが中心で、その種類は、飲食中心から非飲食へと拡大傾向にある。このうち、「グルメ」という大枠のジャンルの中では、ファストフード・シャオチー(軽食)が全体の69%を占め、ジャンル別トップに立った。西洋料理、地方料理、海鮮・BBQ、日本・韓国料理がその後に続いた。スイーツ・ドリンクの分野では、ミルクティー・ジュース、スイーツ、パン・ミニケーキ、バースデーケーキ、コーヒーの消費が上位を占めた。

フードデリバリー食品を楽しむ場所は自宅または職場なのかという点については、住宅エリアが消費の場として首位に立ち、注文総数の5割を占めた。それにオフィスビル、学校、ホテル、店舗が続いた。

このほか、美団点評プラットフォームにおける2017年ユーザー1人あたりの年間注文件数は平均18.8件、2018年にはこの数字は23.8件に増え、2018年7月1日から2019年6月30日までの平均注文件数は25.5件に達した。

〇昼間、夕方、夜間、いつでも食べている

フードデリバリーの種類が日ごとに増え、配送がますますスピーディになり、飲食店が自主的に営業時間を延長しているなど、さまざまな要因による共同作用の影響をうけ、フードデリバリーの消費時間は、昼と夕方のピークから、全時間帯に拡大し、夜間消費(午後6時から翌日午前6時)の注文件数が目に見えて増加している。2019年上半期、美団フードデリバリーの夜間消費は、終日全体の35.7%を占めた。

夜更かし好きな人々が好んで食べるのは、ファストフード・シャオチー、西洋料理、海鮮・BBQの人気が高く、特に、西洋料理が夜間消費に占める割合はかなり高い。だが、午後8時を過ぎると、西洋料理の割合は急速に低下する。海鮮・BBQが夜間消費に占める割合はやや上昇する。

興味深いことに、午後8時までは洋風だが、8時以降は「素の自分」に戻るという訳だ。

2019年上半期、美団フードデリバリープラットフォーム上でのユーザーの海鮮・BBQ注文数は1億5千万件に達した。海鮮消費は、ザリガニ、ハマグリ、牡蠣が中心で、BBQ消費は、羊肉串、スパイシー・チキンウイングス、骨付きチキンに集中している。

2019年上半期、美団フードデリバリープラットフォームでのザリガニ注文件数は2千万件を上回った。1回の注文でザリガニが平均で15匹が売れると計算した場合、この時期、3億匹のザリガニが売れたことになる。

統計データによると、2019年上半期、フードデリバリー注文を利用者の年齢層別にみると、20歳から34歳が最多で全体の86.3%を占めた。「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」の消費者がフードデリバリーを利用する頻度は、明らかに「60後(1960年代生まれ)」や「70後(1970年代生まれ)」を上回っている。

都市の種類別では、一線・二線都市は、フードデリバリーの主な消費市場だが、三線都市以下も新たな成長ポイントとなった。2019年上半期の新規増加ユーザーは三線都市以下の占める割合が44.2%に達した。

また、2019年上半期、美団プラットフォームでの注文比率は、東部54.6%、中部17.3%、西部19.7%、東北地区8.4%で、2018年のこれら各地区の全国GDP総量に占める割合とほぼ一致した。

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