任天堂が発表したゲームソフトのリストをみると、ほぼ毎月1本が発売される予定で、「カップヘッド」、「マイフレンドペドロ」、「ストレンジャー・シングス3」、「クリプト・オブ・ネクロダンサー」と「ゼルダの伝説」のコラボレーション新作「ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサーfeat.ゼルダの伝説」などがある。またこれまでに発表されたニンテンドースイッチのゲームのうち、すでに160本以上が中国語をサポートするとしている。
実は任天堂は2017年にも中国市場をねらい、公式ユーチューブサイト「CHT Nintendo」を通じてスイッチ用ゲームのPR動画「中華圏用遊戯陣容影片2017」を発表している。同年には騰訊(テンセント)のゲーム「王者栄耀」の海外版「アリーナオブヴァラー」がスイッチで遊べるようになった。騰訊が任天堂と提携し、スイッチを中国大陸部市場に導入するといううわさもあったが、これは後に騰訊のネットワークプラットフォーム「騰訊遊戯」でデマとして打ち消されている。その後、中国市場で何度か奇策を打ち出したものの、任天堂の中国市場開拓は鳴かず飛ばずの状態に陥っていた。
それから2年の歳月を経て、任天堂に新しい動きがあった。18年末、新たに就任した古川俊太郎社長が海外市場の開拓に関して、「遠くない将来、アジアで成長を遂げ、中国市場で自分たちへの挑戦を行う」と述べたのだ。古川社長は中国だけを特に取り上げたので、中国での展開を進めるのではないかと外部の憶測を呼んだ。ベテランゲーマーの李鵬さんは、「これまでは海賊版や政策による制限などの原因のため、スイッチはずっと中国モデルを打ち出せずにいた。また他国に比べ、中国はゲーム機ゲーマーの規模が小さいことも、任天堂が中国市場に対してつかず離れずだった原因だ。しかしここ数年の任天堂からはっきり感じられるのは、中国市場をより重視するようになったことだ。そして最もわかりやすい例として、これまでは繁体字の中国語しかサポートしていなかったのが、今では簡体字の中国語がまもなく出てくるようになったことが挙げられる」と話す。