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中国経済の「安定」と「変化」
劉典  ·   2018-12-11
タグ: 中国経済;経済グローバル化;経済
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中国銀行国際金融研究所が先日発表した「2019年経済金融展望報告」によると、国内外の環境が大きく変化した影響を受け、中国の国内総生産(GDP)は2018年に6.6%前後、また2019年には6.5%前後増加する見込みだ。

中国経済は30年以上にわたる急速な成長を経て、現在は質の高い発展へと転換する段階にある。モデルチェンジと構造調整を深めるという流れはますます強くなっており、ミドル・ハイエンド産業と新興産業はミドル・ローエンドおよび従来の産業に取って代わり主な原動力となった。しかし、従来の産業が直面している人件費や環境保護へのプレッシャーなどの問題もあってモデルチェンジの勢いが失速ひいては停滞に陥り、経営困難と競争力低下、また海外への移転さえも引き起こすことにも目を向けなければならない。

外部環境の変化は中国発展予測に一定のネガティブな影響を与えている。2018年、世界では一国主義と保護貿易主義が台頭し、経済グローバル化は逆境に直面し、中国経済は外部環境による可変的要素が増した。また、国際金融市場も変動が激しく、トルコやアルゼンチンを含む多くの国で起きた金融市場の動揺もその要素の一つだ。

中国株式市場は絶えず下落し、外国為替市場も動揺し、中国経済の安定した運営に不確定要素を増やし、中国経済の今後の発展予測にネガティブな影響を与えた。国内が正に新旧エネルギーの転換期にある中で、外部からの衝撃は中国の「安定した成長」に対する大きなプレッシャーとなった。

安定を求めて変化に応じ、イノベーションのエネルギーを育成する。我々は中国の現段階の経済情勢は試練でもありチャンスでもあると認識する必要があり、また更に国内経済発展の「安定」と外部環境の「変化」との関係を正しく捉え、国内外双方からの試練のプレッシャーをモデルチェンジ・アップグレードの原動力に昇華し、中国経済のモデルチェンジと生まれ変わりを推進しなければならない。

2015~2017年、中国経済発展の新エネルギー指数はそれぞれ123.5、156.7、210.1であり、前年比で23.5%、26.9%、34.1%増加した。経済発展の新エネルギー指数が年々増加していることは、中国経済発展における新エネルギーは急速に大きく成長し、経済の活力はより発揮され、経済下降のプレッシャーを緩和して質の高い発展を推進する重要な原動力となっていると表明している。

総じて中国経済には強靭さがあり、現在の健全で安定しているというファンダメンタルズは変わっておらず、経済の長期的かつ健全で安定した発展を維持する数々の有利な要素を備えている。「イノベーションは一番の原動力」であり、中国はイノベーション主導を堅持し、科学技術革新を推進し、中国市場を主体とし経済を成長させる新エネルギーを育成することで、経済発展のネックを解消できる。

(劉典 中国人民大学重陽金融研究院研究員)

「北京週報日本語版」201812月11

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