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京津冀協同発展の先駆者 曹妃甸新区
本誌記者 趙飄  ·   2018-08-17
タグ: 京津冀;協同発展;経済
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鉄鋼大手だけでなく、曹妃甸はその開発・建設において北京から多くの中小企業の移転を受け入れた。2016年9月6日、防犯扉を製造する北京東邦門業有限公司は2億5000万元を投資して曹妃甸で生産拠点の建設に着手し、12月31日、正式に生産を開始した。北京東邦門業の霍雨佳総経理は、当時のこの選択を「北京では土地や家賃などの制約要因があり、発展の必要に応じて会社を拡大することが難しかった」と説明する。そのため、霍氏は京津冀(北京市・天津市・河北省)協同発展のチャンスをしっかりと見据え、河北省を何カ所か視察し、最終的に曹妃甸を選んだ。

同社が特許を持つ防犯扉製品を記者に見せる霍雨佳氏(趙飄撮影)

曹妃甸区政府が積極的に動き、投資環境を最適化しただけでなく、2016年4月には京冀曹妃甸協同発展モデル区管理機関が河北省に承認され、北京市と河北省の両方から互いに幹部を出向させ、京冀地域の産業リンク展開に的を絞ってサポートするようになった。   

もともと北京市経済情報化委員会に勤務していた孫学軍氏は、北京からモデル区に派遣された14名の出向幹部の一人だ。北京市西城区百万荘付近に住む孫氏は2016年11月から曹妃甸に「常駐」し、京冀曹妃甸協同発展モデル区管理委員会副主任を務めている。  

孫氏は、京津冀協同発展はメカニズムの協同であるだけでなく、産業の協同、社会の協同であると考えている。「京津冀協同発展戦略の下で、ますます多くの企業がそれぞれの発展の限界を越えて、協同発展の大局に溶け込んでいる」。孫氏によると、社会の協同発展を促進するために、曹妃甸は北京の医療、教育、文化など公共資源も導入している。現在、北京景山学校曹妃甸分校が正式に入学者の募集を始めており、病院も北京安貞医院、婦産(産婦人科)医院、友誼医院曹妃甸協力医院が開業し、診療を行っている。   

多くの企業が曹妃甸に入居するにつれて、現地の「ブルーカラー」労働者に対する需要も高まり続けている。それに加えて京津冀協同発展の効果もあり、北京市と曹妃甸の教育や文化といった分野での協力とリンクは絶えず深まっている。   

2017年7月4~6日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)、中華人民共和国教育部、中国ユネスコ全国委員会、河北省人民政府が共同で主催した2017国際職業技術教育大会が唐山市で行われた。会議期間中、ユネスコは北京曹妃甸国際職教城に世界職業教育訓練拠点を設立した。ユネスコが中国で設立した唯一の世界職業教育訓練拠点である。  

北京曹妃甸国際職教城宣伝部部長の李倩氏は、次のように述べている。「曹妃甸はエネルギー、鉄鋼、自動車、設備といった業界の多くの大企業が集中する国家級の新型工業化拠点だ。現在は依然として『ブルーカラー』人材が不足している。北京曹妃甸国際職教城は匠の精神を大いに発揚し、先進的な教学理念と課程で京津冀協同発展のためにさらに多くの『大国の匠』を育成していく」。 

「北京週報日本語版」2018年8月17日

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