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北京・天津・河北共通交通ICカード、2020年の全国利用実現を目指す
  ·   2018-11-16  ·  ソース:北京週報
タグ: 京津冀;交通;社会
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 北京市交通委員会の担当者はこのほど、北京・天津・河北エリア一体化プロジェクトの最新進展状況について発表した。2019年6月には、新空港高速道路および新空港北線高速道路が開通する見通し。また、北京と雄安を結ぶ京雄高速道路もまもなく着工する。公共交通については、北京・天津・河北共通交通ICカードを所持している市民は、このカードを利用して全国130都市の路線バスに乗車することができる。経済日報が伝えた。

〇新空港高速道路と新空港北線高速道路が来年開通の見込み 

14日午前、北京市交通委員会北京・天津・河北交通一体化協力処の趙陽処長は、交通渋滞解消について討論する交通ラジオ番組にゲストとして出演。趙処長は、その番組の中で、「大興国際空港が来年オープンするのに伴い、新空港高速道路と新空港北線高速道路という2本の高速道路も、来年6月に開通する見通しだ。また、市民は、北京と台湾地区台北を結ぶ京台高速道路と北京と河南省開封を結ぶ京開高速道路を経由して大興国際空港にアクセスすることが可能となる」と紹介した。

このほか、北京地下鉄新機場(空港)線第一期工事は、来年9月の新空港のテスト運用開始とともにスタートする予定。新空港線第一期工事は、全長41キロメートルで、豊台区と大興区を経由し、沿線には計3駅が設けられる。この3駅は、北から南へ順に、草橋駅、磁各庄駅、新空港北ターミナルビル駅。磁各庄車両区が設置され、新空港北車両基地も確保され、設計時速は160キロメートルとなっている。

〇京雄高速道路、間もなく着工 

北京と雄安新区を結ぶ北雄高速道路は近く着工の見通しで、各プロジェクトが順調に進められている。また、関連の入札募集公告によると、雄安高速鉄道駅は今年12月1日着工、2020年3月31日竣工の予定という。高速鉄道のほか、北京から雄安に行く手段として、城際(都市間)鉄道を選ぶこともできる。京雄都市間鉄道第一期工事は、北京西駅から大興国際空港までが対象で、将来的には雄安まで延びる見通し。

雄安計画綱要によると、雄安は今後、「四縦両横」エリア高速鉄道交通ネットワークを構築する。「四縦」とは、京広(北京―広州)高速鉄道、京港台(北京―香港―台北)高速鉄道、京雄(北京―雄安)-雄商(雄安―河南省商丘)区間、京雄―石雄(河北省石家庄-雄安)都市間鉄道、雄安新区―北京新空港高速線を指す。「両横」は、津保(天津―河北省保定)鉄道、津雄(天津―雄安)都市間鉄道―京昆(北京―雲南省昆明)高速鉄道忻雄(山西省忻州-雄安)区間を意味している。また、大エリアの範囲でみると、京沈(北京―遼寧省瀋陽)高速鉄道、呼張(内モンゴル自治区フフホトー河北省張家口)高速鉄道、大張(山西省大同―河北省張家口)高速鉄道などのプロジェクトの建設計画も進展中。

〇北京・天津・河北共通交通ICカードが全国規模で利用可能に 

昨年末、北京・天津・河北三地に住む市民は、共通交通ICカードを使って、これら三地の市バス・地下鉄に乗車できるようになった。そして現在までにこの共通交通ICカードは、全国130都市をカバーするまでとなった。つまり、北京・天津・河北共通交通ICカードを所持している市民は、全国130都市の市バスに乗車が可能となり、一部の地下鉄も利用できるようになった。

中国交通運輸部は、「今年の年末までに、(北京・天津・河北エリアの13都市を含む)国内220都市で、共通交通ICカードの相互利用を実現し、2020年までには全国の都市・農村部での相互利用を目指している」との方針を明らかにしている。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年11月15日

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