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米不動産市場に冷え込みの兆し 投資1位は中国
  ·   2018-08-02  ·  ソース:
タグ: 米国;不動産市場;経済
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ここ数年ずっと投資家の人気を集めてきた米国不動産市場だが、最近になって冷え込みの兆しが出てきた。「第一財経日報」が伝えた。 

全米リアルター協会(NAR)が最近発表した2018年度報告書によると、ここ1年間(17年4月~18年3月)には、外国人による米国の不動産購入金額が前年同期比21%減少し、1530億ドル(1ドルは約112.1円)から1210億ドルになった。同期の全米不動産販売量の8%を占め、割合は同2ポイント低下した。

▽中国の買い手が6年連続トップ 

米国の不動産市場に投資する外国人投資家のうち、中国、カナダ、英国、インド、メキシコの5ヶ国の買い手が半数を占める。中国は6年連続トップで、米不動産市場に最も多くの投資家を送り込んだ国になった。ここ1年間の中国人による米国の住宅の購入額は304億ドルに上り、同4%減少し、外国人の米国での住宅購入額の約25%を占めた。

2位はカナダで、購入額は105億ドルに上ったが、前年同期に比べて45%減少した。英国は73億ドル、インドは72億ドル、メキシコは42億ドルで後に続いた。

購入戸数でも、中国人は遙かに上を行き、4万400戸で2位のカナダの2万7400戸を大きく引き離すとともに、外国人の購入戸数のうち15%を占めた。

海外不動産仲介プラットフォーム・居外網のデータをみると、年初以来、中国人の米国不動産への興味関心が高まっている。18年6月には、中国人からの米不動産に関する問い合わせ件数が昨年12月に比べて48.1%増加した。

▽中国人投資家の58%が一括購入を選択 

外国人投資家が購入する不動産は価格が比較的に高い。報告によれば、この1年間に外国人の不動産平均購入価格は45万4400ドルとなり、米国の不動産市場の平均購入価格の29万600ドルを56%も上回った。外国人の購入価格の中位数は29万2400ドルで、米市場の平均購入価格の中位数の24万9300ドルを約17%上回った。外国人の9%が100万ドルを超える豪邸を購入するが、米市場全体では豪邸購入者は3%に満たない。   外国人のうち、中国人が最も勢いがあることは間違いない。中国人の購入価格の中位数は43万9100ドルに達し、外国人の中位数を50%以上上回る。報告によると、原因の1つとして、中国人は都市の中心部や不動産価格が非常に高い地域で購入する傾向にあることが挙げられる。たとえばカリフォルニア州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、テキサス州、ワシントン州などだ。

投資上位5ヶ国のうち、インド人は米国の不動産ローンを申し込む割合が最も高く、約78%に達する。カナダ人は一括購入を選ぶ人の割合が最も高く、約78%だ。中国人は一括購入が58%、ローンが37%だ。

データをみると、外国人の52%が自分が住むために不動産を購入する。中国人の場合は自分が住むだけでなく、子どもの教育もよく理由に挙げる。中国人は69%が一軒家を購入し、マンションは17%、テラスハウスは10%、土地を買って自分で家を建てるが1%だった。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年8月2日

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