中国財政部（省）が発表した最新統計によると、今年第一四半期（1-3月）の中国全国の国有企業の経営状況は良好で、債務返済能力や収益性も前年同期より向上し、利益増加幅は収入の増加幅を7.8ポイント上回った。鋼鉄、石炭、石油・石油化学工業、電力などの重点業界の利益は大幅に増加した。人民日報が報じた。 

費用対効果を表す主要な指標を見ると、1-3月期、国有企業の総売上高は前年同期比8.9％増の12兆9529億7000万元（1元は約17．24元）だった。うち、中央企業（中央政府直属の国有企業）が同比8.9％増の7兆7018億6000万元、地方国有企業が同比8.8％増の5兆2511億1000万元だった。国有企業の利益総額は同比16.7％増の7110億4000万元だった。うち、中央企業が同比15.6％増の4929億1000万元、地方国有企業が同比19.4％増の2181億3000万元だった。

3月末の時点で、国有企業の資産総額は前年同期比9.6％増の164兆767億8000万元、負債総額は同比8.7％増の106兆5725億元だった。所有者持分は同比11.3％増の計57兆5042億8000万元だった。

主要業界の利益状況を見ると、1-3月期、鋼鉄、石炭、石油・石油化学工業、電力などの業界の利益が前年同期比で大幅に増加し、いずれも収入の増加幅を上回った。一方、非鉄金属などの業界の利益は前年同期比で減少幅が大きかった。（編集KN）

「人民網日本語版」2018年4月27日