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1月の対外貿易 予想を上回り好調スタート 20%増
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· 2017-02-14 · ソース: |
タグ: 対外貿易;好調;経済 | 印刷 |
不安定だった2016年を乗り越え、2017年の中国対外貿易は1月に好調なスタートを切った。税関総署が発表した最新のデータによれば、17年1月の輸出入額は2兆1800億元(1元は約16.6円)に上り、前年同期比19.6%増加し、輸出と輸入がいずれも増加した。このうち輸出は1兆2700億元で同15.9%増加、輸入は9111億7千万元で同25.2%増加。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3545億3千万元の黒字で、黒字額は同2.7%縮小した。「北京晨報」が伝えた。
▽中米貿易が急増
比較の対象となる前年同月の数値が低かったことだけでなく、グローバル貿易の回復傾向が、中国対外貿易の伸びの土台となった。
税関総署のデータでは、1月には中国と重要貿易パートナーとの貿易で高い増加率が維持された。
1月は欧州連合(EU)が中国にとって1番目の貿易相手先で、中国・EU間貿易額は3255億6千万元に上り、同14.1%増加して、中国の対外貿易全体の15%を占めた。このうち中国からEUへの輸出額は2116億4千万元で同13.6%増加し、EUからの輸入額は1139億2千万元で同15.2%増加し、対EU貿易黒字は977億2千万元で同11.8%拡大した。米国は2番目の貿易相手先となり、中米貿易額は3200億7千万元で同21.9%増加し、対外貿易全体の14.7%を占めた。中国から米国への輸出額は2339億8千万元で同17.2%増加、米国からの輸入額は860億9千万元で同36.7%増加した。対米貿易黒字は1478億9千万元で同8.2%拡大した。
中国の対米輸出は3カ月連続で速い増加ペースを維持し、ここから米国経済の安定がもたらした需要の回復傾向がうかがえる。
▽対外貿易構造が最適化を続ける
対外貿易の構造をみると、持続的に最適化していることがわかる。1月には一般貿易の輸出入が1兆2500億元に達して同19.9%増加し、中国の対外貿易の57.3%を占め、この割合は前年同月を0.1ポイント上回った。民間の企業の輸出入の割合が高まり、外資系企業と国有企業の輸出入はいずれも増加した。
最新の中国対外貿易輸出先導指数は39ポイントで、前年12月より1.6ポイント上昇し、4カ月連続での前月比上昇となった。税関総署関連部門の関係者はこのことについて、「おおまかな判断では、今年第2四半期(4-6月)の初めに中国の輸出にかかる圧力は緩和される見込み」と述べる。
輸入をみると、1月の対外貿易の増加ペースが予想を大幅に上回ったことは価格上昇と密接な関係がある。1月には鉄鉱石、原油、石炭といった主要大口商品の輸入量が増加し、輸入価格が上昇した。原油の輸入量は3403万トンで同27.5%増加し、平均輸入価格は1トンあたり2644.4元で同46.7%上昇した。石炭の輸入量は2491万トンで同64.4%増加し、平均輸入価格は1トンあたり650元で前年同期の2.1倍になった。こうした動きが国内の製品コストに一定の圧力を与える可能性がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年2月13日
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