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期待すべき2021年の対外貿易の発展
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· 2021-01-18 · ソース:北京週報 |
タグ: 対外貿易;越境EC;経済 | 印刷 |
かねてより「世界のスーパーマーケット」と称される浙江省義烏市は新型肺炎の予防・抑制と経済発展を成し遂げると同時に、モデルチェンジを加速させ、対外貿易は粘り強さと活力を保っている。写真は義烏国際商貿城で茶器を購入するイエメンの業者。(写真=新華社提供)
このほど、中国税関総署が発表した2020年の対外貿易に関する実績データによれば、中国の輸出入総額は32兆1600億元で、前年比1.9%増加し、貨物貿易のプラス成長を成し遂げた世界で唯一の主要経済体となった。
これは相当に素晴らしい成果だ。新型コロナウイルス感染症によるダメージに直面し、中国共産党中央および国務院は対外貿易情勢を細かくフォローし、検討・判断を行って、対外貿易を安定させる政策措置を適時打ち出した。輸出税還付のスピードアップ、企業の与信規模の拡大、大手ECプラットフォームによる中小・零細企業への直接貸付業務の強化、国際定期貨物列車「中欧班列」など運輸ルートのキャパシティ増加など、これらの一連の政策配置はいずれも対外貿易の基盤をしっかりと安定させ、グローバル産業チェーン・サプライチェーンの安定性を維持している。
同時に、中国が育成を加速させている対外貿易における新業態・新モデルの成果も目覚しい。2020年1月から9月までの間に、税関を通過した越境EC管理プラットフォームの輸出入額は1873億9000万元で、52.8%増加した。市場調達の輸出額は5098億6000万元で、35.5%増加した。また、1月から11月までの市場調達貿易方式による輸出額は6398億9200万元で、前年同期比33.7%の増加となった。越境ECや市場調達貿易などの対外貿易の新業態は、中小企業が国際貿易に参加するハードルを大幅に下げ、対外貿易主体が海外進出し、海外市場を切り開く積極性を刺激した。
現在、新型肺炎はなおも世界で感染拡大しており、世界の経済・貿易が回復するには至っておらず、海外需要が回復するための基盤はいまだに固まっていない。また、世界の産業チェーン・サプライチェーンの構造は大きな調整が生じ、対外貿易発展の不安定・不確定要素は依然として多い。そのため、昨年の経験を元として、関連部門も引き続き精確な政策を実施していくことだろう。例えば、商務部は3つの計画を重点的に実施していく。規模ではなく質を重視した輸出入の計画では、輸入貿易を促進する革新モデル区を作り上げ、対外貿易の新業態・新モデルを育てる。貿易と産業の融合計画では、一部の対外貿易のモデルチェンジ・アップグレード拠点を認可し、サービス貿易のイノベーション発展のための試行事業を推進する。貿易の円滑化の計画では、「一帯一路」関連国・地域の企業と貿易円滑化のためのワーキンググループを立ち上げ、海外倉庫の規模を拡大し、国際的な営業システムの構築を強化する。
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