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日本の放射能汚染シーフード密輸 法治で安全性確保
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· 2016-08-26 |
タグ: 食品;福島原発事故;経済 | 印刷 |
「善に従うことは山を登るように困難で、悪に従うことは山が崩れるように一瞬のこと」というように、食品の安全性に基づいたブランドに対する信頼の構築はたやすいことではなく、信頼は崩れる時は一夜にして崩れる。今回の汚染シーフードは輸入によるものだが、食品の安全性に対する懸念をかき立てている。数年前には、中国産食品の安全性への信頼が粉ミルク問題のためにどん底に落ち、国産粉ミルクは今、「過ちを改めて生まれ変わろうとして」おり、世界で初めてグローバル食品安全基準(BRC)のAプラス認証を取得したブランドのメーカーもあるが、市場の白眼を青眼に変え、「絶対信じない」から「無条件で信じる」に変えることは、引き続き長い道のりだ。
今年上半期には、密輸摘発のための共同特定プロジェクト「国門利剣2016」で真っ先にターゲットになったのは農産品の密輸だった。だが突撃方式の漁では、網から漏れる魚が必ずあり、法治の網を張りめぐらし、緻密に織り上げ、違法行為のコストが高くつくようにしなければ、違法行為に対する抑止力を向上させ、食品の安全性の保証効率を高めることはできない。欲に駆られた者があらゆる計略で「良心」をうち破ろうとする時、社会全体が有害な行為を法治システムによって囲い込まなければ、子供や孫の世代に安全な食べ物を与えることができなくなる。今年の食品の安全性宣伝週間のテーマは、「徳を尊び法を守り、食品の安全性をともに実現しともに享受する」で、法的手段によって管理が適切に行われなければ、安全な食品を生産し、安全な食品を口にすることはできない。管理が適切に行われるためには、現在の「農業部門が生産段階に責任を負い、食品薬品監督部門が販売段階に責任を負い、畑から市場までがつながらない、監督管理部門が連携しない状況」を改善しなければならない。
さらに注意すべき点は、このたびのシーフード密輸は輸入型の食品の安全性リスクだが、国際化が進む中で食品の安全性を考える場合には、これまでのように国内に目を向けるだけではだめで、国の門をよりしっかりと守る必要があるということを如実に物語っているという点だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月26日
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