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中国500強企業が発表 最も稼いだのは依然として四大銀行
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· 2016-07-18 |
タグ: 500強;企業;経済 | 印刷 |
経済誌フォーチュン(中国語版)は14日、「2016年中国500強企業」ランキングを発表した。「石油大手2社」の中国石油化工(シノペック)と中国石油が今回も上位2位を独占したが、最も稼いだ企業は、引き続き四大商業銀行(中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行)が上位に名を連ねた。業績指標では、赤字額が多かった企業ランキングで京東商城がトップだったことが目立った。京華時報が伝えた。
ランクインした500社の営業総収入は約30兆7700億元(1元は約15.8円)で、前年比1.2%増加し、総純利益は2兆7400億元で同約1.5%増となり、営業収入と利益の増加率はそれぞれ5%と6%で、前年と比べるといずれも目立った下降をみせている。今年ランクインした企業の営業収入最低ラインは96億800万元ということだ。
2015年は原油価格の暴落のために営業収入が大幅に落ち込んだとはいえ、「石油大手2社」は今年のランキングでも、依然として首位と第2位を占めた。そのうち、中国石油化工の営業収入は前年比28.6%減の2兆200億元、中国石油は同24.4%減の1兆7300億元。中国建築総公司と中国工商銀行は去年と同じく第3位と第4位だった。中国移動(チャイナモバイル)は今年は第6位と2年続けて1ランクダウンとなり、上海汽車集団に追い抜かれた。また、中国動画配信大手の楽視やオンライン旅行予約サイトの携程などインターネット企業が新たにランクインした。
今年の「フォーチュン(中国語版)」中国500強企業ランキングには、中国経済のここ数年の新たなすう勢が反映されている。つまり、実体経済とバーチャル経済という両極端にある経済が共存する状況にある。500強企業のうち、第2次産業の企業の数が減り、赤字を出した企業が増えた。彼らにとって、過剰生産能力と在庫の削減が依然として直面するプレッシャーとなっている。
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