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なぜ大企業のイノベーションは難しいのか?
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· 2016-06-20 |
タグ: 大企業;イノベーション;経済 | 印刷 |
米ウォルト・ディズニー・カンパニーはこのほど、四半期財務予測を発表、ゲーム開発業務から撤退することを発表、大企業のイノベーション失敗例がまた一つ増えることとなった。実際のところ、今世紀以降、大企業がエポックメイキング的な技術面でのブレイクスルーに成功することは、ますます困難になっており、新たに誕生した創業企業の方が、どちらかと言えば良い業績を残している。自動車製造業のテスラ・モーターズ、配車サービス業のウーバー、宿泊サービスのエア・ビー・アンド・ビー、メディア業のフェイスブックなどが良い例だ。人民日報が報じた。
大企業がイノベーション分野で前進できない理由はどこにあるのか?以下3つの分野からアプローチしてみよう。
1長期的なイノベーション投資が困難
まず、企業の最大の使命のひとつは、株主価値の最大化を実現することであり、これはすなわち、高い株価を維持しなければならないことを意味する。企業は、純資産収益率(ROA)や使用資本利益率(ROCE)などの指標で評価される。これにより、企業がイノベーション分野に長期的な投資を行うことは難しくなる。アウトソーシング、貸借対照表のスリム化、短期投資プロジェクトなどの実施によって、より簡単に数字上の改善を実現することができる。このため、企業内部では、研究開発室を閉鎖し、アウトソーシング生産を行い、長期投資を減らす傾向に走る。このようなビジネスモデルは、きわめて多くの利潤を生むように見える。
2トップ層の先行チャンスへの意識の低さ
大企業のトップ層は、往々にして、財務、供給チェーン、生産プロセスなどの分野で業績を打ち立てた人が多い。彼らは、現在のビジネスモデルに関するハウツーを知っているが、先行チャンスを捉えることには疎い。インテルを例に挙げると、最近2代のCEO在任中、同社の収入と利潤はいずれも増加したが、かつてのようなインテルが業界をリードする時代は、再び戻ってくることはなかった。その理由は?デスクトップPCからモバイル端末にシフトするというエポックメイキングな時代の変化の波に乗れなかったからだ。インテルはローエンド市場を軽視し、大型で高価なx86プロセッサーに全資産を注ぎ込み、ローコストのモバイル用チップはスルーした。最新情報によると、インテルは、全従業員の11%にあたる1万2千人の人員削減を行った。
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