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中国外貨準備高、2カ月連続で前月比増加 その原因は?
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· 2016-05-23 |
タグ: 中国;外貨準備高;経済 | ![]() 印刷 |
招商証券マクロ研究の謝亜軒・研究主幹は、「外貨を民間に保有させる」という観点から、「今後数カ月、外貨準備高は再び減少する可能性があるが、資金が流出するということではなく、資金が中央銀行のポケットから企業や国民に移ることを意味している。つまり、企業、国民、金融機関の資産配置がより豊かになるということ」との見方を示した。
復旦大学金融研究センターの孫立堅・センター長は、今後の海外資本流動の不確定性と資本流出圧力への対応策として、以下のとおり提案した。
「まず、マクロ経済政策の安定を維持すること。経済の安定は、金融安定のための基盤であり、市場のパニック心理を払しょくする力がある。それによって、資本流出の圧力を効果的に緩和することができる。また、金融の実体経済へのサービス環境を改善することで資金を留め、実体経済へのサービスのための金融改革の推進を継続しなければならない。具体的には、財産権の保護、制度の完備、市場参入条件の緩和、『ゾンビ企業(すでに経営が破綻しているにも関わらず、政府や銀行の支援を受けて存続している企業)』の淘汰加速などが挙げられる」。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月23日
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