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世界で今注目を集める8大科学技術、中国での発展は?
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· 2016-06-06 · ソース:人民網 |
タグ: 中国;科学技術;文化 | 印刷 |
重力波、ウェアラブルデバイス、バーチャルリアリティ(VR)、自動運転といった世界の先進的なハイテク技術は、中国人からも注目されている。全国科学技術革新大会、両院院士大会、中国科学技術協会第9回全国代表大会が、このほど北京で開かれた。記者は会場内外の権威ある業界関係者を取材し、これらのホットなテクノロジーをめぐる中国の最新の進捗状況について尋ねた。新華社が伝えた。
◆重力波
中国の複数の研究チームは現在、重力波の探査と研究を積極的に推進している。中国科学院は2008年、宇宙重力波探査論証チームを発足し、中国の宇宙重力波探査の今後数十年間の発展ロードマップの計画に着手した。現在はすでに「宇宙太極計画」作業チームを発足している。
中国科学院の胡文瑞院士は、「太極計画が順調に実施されれば、その重力波探査衛星は2035年頃に打ち上げられる。中国は欧州宇宙機関の衛星と同時に、宇宙で重力波探査を単独実施し、探査結果を相互補完・検証する」と述べた。
◆VR
VRはエンタメ、工業生産、国防・軍事などの各分野での応用が期待されている。
国務院はこのほど発表した「国家革新駆動型発展戦略綱要」の中で、VRおよび関連技術・分野を「戦略任務」の内容に盛り込んだ。中国ではすでにファーウェイ、楽視網、暴風科技など多くの企業がVR業界に進出している。ゲーム、観光、不動産販売などの分野も、VRの応用を試みている。
◆ウェアラブルデバイス
スマートブレスレット型デバイスを装着すれば、夜起きるときに照明が自動的にオンになり、外出時にリモコンを使いテレビやエアコンをオフにする必要はない。心拍計一体型イヤホン、センサーつき靴底を使えば、人々は自分の健康状態への理解を深めることができる。中国科学院長春光学精密機械・物理研究所の孔令勝研究員は、「ウェアラブルデバイスは人々の暮らしを変えるだけでなく、ソフトのサポート、データの交流により、スマートネットワーク機能を強化できる。調査会社IDCが発表した今年第1四半期のデータによると、世界のウェアラブルデバイス市場は前年同期比で67.2%の成長率を示した」と述べた。
孔氏は、「研究開発にせよ実用化水準にせよ、中国は世界と同水準だ。さらに、親子のコミュニケーションを促進するスマートウォッチなど、中国の独自色を見せている」と指摘した。小米科技、歌爾声学などの中国企業は、同分野への進出を開始している。世界的に有名な調査会社GfKのデータによると、中国の昨年のウェアラブルデバイス販売台数は、前年比321%増の1810万台に達した。
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