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最新データで見る中国の貿易:困難大きいが回復傾向へ
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· 2016-04-21 · 北京週報 |
タグ: 貿易;輸出入;経済 | 印刷 |
税関総署が先ごろ発表したデータによると、今年第1四半期の中国の物品貿易輸出入総額は5兆2000億元で、昨年同期比5.9%減となった。そのうち輸出は3兆元で4.2%減、輸入は2兆2000億元で8.2%減だった。
貿易輸出入はなぜ減少したのか?貿易の発展が直面するプラス要因とマイナス要因は何か?今後の趨勢はどうなるのか?
輸出入ともに減、内外どちらにも要因
「年初以来、世界経済の回復は遅く、世界貿易は引き続き不振な状態にある。中国の物品貿易輸出入は相変わらず弱含みの外部環境に直面しており、第1四半期は輸出額、輸入額ともに減少した」。 税関総署の黄頌平報道官は先ごろ国務院新聞弁公室の記者会見でこう述べた。
輸出では、世界貿易が本格的な調整期に入り、さらに中国の輸出成長を抑制した。それと同時に、国内の貿易企業の総合コストが高止まりし、一部の産業と受注が海外に流出した。「ここ数年、中国の労働力、土地、資金調達、環境保護など生産総合コストが上がり続け、欧州、米国、日本など先進国市場は再工業化戦略を実施し、一部のミドル・ハイエンド製造業が先進国に回帰している。同時に、一部の発展途上国も国際的な産業移転受け入れを加速しており、中国の輸出が二重に抑制された」と 黄氏は分析する。
輸入では、コモディティ価格が下落したことで輸入が減少した。昨年末以降、国際コモディティ価格は反発したものの、昨年同期と比べると依然として低い価格になっている。今年第1四半期の中国の輸入価格水準は前年同期比で11.5%下がり、そのうち3月の輸入価格水準は前年同期比で11.6%減と、減少傾向が続いている。
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