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2人で200ヘクタールの綿畑を管理? 新疆の「スーパー綿畑」がスマート農業の新業態を牽引
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· 2023-09-21 · ソース:人民網 |
タグ: 綿;新疆;文化 | 印刷 |
新疆維吾爾自治区巴州尉犁県で18日、極飛農業用ドローンを操縦し、「スーパー綿畑」に農薬を散布する作業員。撮影・孫亭文
1990年生まれの艾海鵬さんは新疆維吾爾(ウイグル)自治区巴州尉犁県の極飛「スーパー綿畑」の管理人の一人だ。艾さんが管理する尉犁県の面積200ヘクタールの綿花はすでに綿毛をつけ始めている。10月になるとここは「綿花の海」になるだろう。中国新聞網が伝えた。
艾さんと共に働くもう一人の管理人は1992年生まれの凌磊さんだ。現地の綿農家の間では、彼らの「2人で200ヘクタールの綿畑を管理」ということは興味深く語られている。同プロジェクトは2021年4月に始まり、今年は「スーパー綿畑」の3期に当たる。綿花の播種から収穫まで彼ら2人だけが担当している。
巴州は新疆の優良綿花生産拠点、そして重要な特徴的農産物生産拠点だ。尉犁県の綿花の収入が全県の農家の1人当たり純収入に占める割合は60%以上。巴州の今年の綿花栽培面積は約21.3万ヘクタールで、うち尉犁県は約6.7万ヘクタール。
「スーパー綿畑」は極飛農業用ドローン、農業用無人車、リモートセンシングドローン、農機自動操縦装置、一連のモノのインターネット(IoT)設備、スマート農業関連システムプラットフォームを応用し、「水・肥料一体化」管理を実施する。艾さんと凌さんはこうして「2人で200ヘクタールの綿畑を管理」することを実現した。
「従来型の農業と比べると、スーパー綿畑の日常管理は作業員を必要としない。水撒き、施肥、除草、農薬散布などの農作業の80%をロボットで遂行できる」。艾さんは取材に、「『スーパー綿畑』は2021年の作業開始から現在までで3年になる。私とチームはこの期間中に各タイプのロボットを研究開発した。スマート感知、スマート早期警報、スマート分析、スマート施策決定、専門家オンライン指導、農機自動作業の無人化農場スマート管理システムを構築した。ロボットの導入により人手、時間、資金のコストを節約した。その一方でロボットの正確なデータにより、農作物の成長環境をモニタリングし、より科学的に綿畑を管理している」と述べた。
「スーパー綿畑」は周辺の大手綿花栽培業者の従来型の綿畑と比べると、2022年の1ムー(約6.7アール)当たりの人件費を175元(1元は約20.2円)以上削減し、種・水・農薬・肥料及びその他の生産財のコストを1ムー当たり410元以上削減した。これらを実現するためにかかったのは、1ムー当たり170元未満のスマート設備改造投資と維持費用だけだった。また「スーパー綿畑」のインフラ及び栽培モデルの持続的な最適化と改善により、今後の費用はさらに低下する見込みだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年9月21日
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