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「スーパーブレーン」登場!国家スピードスケート館がスマート会場に
  ·   2021-12-30  ·  ソース:人民網
タグ: 冬季五輪;スケート;文化
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■スマートブレーン、ミリ秒級の管理・制御でデータ安全を保証

李氏は、「スマート会場の完成後、建築面積が約8万平方メートルのアイスリボンは、操作しやすくアップデート・更新し続けられるスマートフォンのようになる」と述べた。

国家スピードスケート館地下機械室のパソコンには、会場のスーパーブレーンが映し出されていた。このプラットフォームシステムは会場の運営データと基礎情報をリアルタイムでモニタリングでき、運営コントロールとリスク管理を行っていた。

北京建院のサブチーフエンジニアの劉潔氏によると、このスーパーブレーンはミリ秒級のコントロールをサポートする。重要シミュレーションデータへの反応にかかる時間はわずか24ミリ秒で、5万件のデータをチェックする時間は0.82秒。同システムには「中国製のチップ」があり、すべて中国の国産技術に基づき作られ、独自の知的財産権を持つものだ。

劉氏は、「末端データバンクからすべてのデータインターフェースに至るまで、会場は全データの自動アップデートを実現し、ローカルエリアネットワーク内で大量のデータの収集、保存、管理、高速計算を単独で行い、外部のネットワークから完全に切り離される。これは会場のデータセキュリティを最大限に保証し、会場運営の中核的な優位性になる」と説明した。

首都情報公司と北智建公司はスマートブレーンに基づき、会場の可視化運営・メンテナンスシステムと全域デジタルツインシステムを構築した。これにより会場の運営状況が分かりやすい形で会場管理者の目の前に示され、会場の運営状況をモニタリングした上で、方針を決定するのに役立つ。

観客ホールには、国家スピードスケート館デジタルツイン操作システムのディスプレイがあった。会場の公共警備、設備監視、エネルギー最適化、健康環境運営状況を直観的に見て取れる。設備監視を例にすると、冷水ユニットや換気ユニットなどの設備の開閉状態、季節モード、さらには熱交換器の入口と出口の水の温度までもがリアルタイムで表示される。

特に特筆すべきは、同システムがさらに周辺都市の情報をディスプレイに集積したことだ。これは、会場の管理者が都市レベルの運営状況を把握し、大型イベントの開催時に会場周辺の交通状況等の情報を検討・判断するのに役立つ。

李氏によると、会場運営の二酸化炭素(CO2)排出状況を正確に計算するため、北京理工大学と北京航空航天大学はさらに会場の「地上・空・宇宙一体化CO2検査システム」を構築した。会場内の60個のセパレート型センサー、会場外の車載赤外分光光度計、温室効果ガス探査衛星データインバース技術により、会場周辺地域のCO2排出のリアルタイムモニタリングを実現するとともに、会場自身のCO2排出データバンクを統合・構築する。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年12月30日

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