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北京冬季オリンピックを支える大学生ボランティア――真冬に燃え上がる青春
本誌記者・金知暁  ·   2021-11-18  ·  ソース:北京週報
タグ: 冬季五輪;ボランティア;社会
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荷物の預かり時間は8時までという決まりだが、選手たちは8時半に続々と預かり所に詰めかけ、長蛇の列ができている。競技場への入場開始まで10分しかなく、荷物を預けなければ間に合わなくなってしまう――。

これは北京語言大学が開催する北京冬季オリンピック大学生ボランティア一般技能研修クラスで出された模擬訓練の課題だ。「この場合、選手たちはきっと焦っているでしょうから、ボランティアは選手たちの気持ちを落ち着かせるのが大事ですし、ボランティア同士で良い協力関係と信頼関係を築くのも大切だと思います」と、北京語言大学漢語言文学学科3年生の李佳楽さんは自身の考えを語った。

開催に先立ち、北京冬季オリンピック組織委員会は41の関連業務でボランティアを募集した。李さんは100万人以上の応募者の中から選ばれた約2万人のボランティアの1人であり、彼らは北京市と河北省にある3つの競技エリアで対外連絡や競技運営、メディア運営および中継、会場運営など10項目のボランティアサービスを提供する。

北京冬季オリンピックのボランティアに選ばれた北京語言大学漢語言文学学科3年生の李佳楽さん(写真=本誌金知暁記者)

「私が初めてボランティアに接したのは2008年の北京オリンピックの時で、北京へ旅行に行き、多くの都市ボランティアの方々と触れ合いました。大学生や社会人もいればお年寄りもいて、みなさんの献身的で心温まるボランティア精神に私はとても感動しました」と、李さんはボランティアを始めたきっかけを振り返った。彼女は続いて、「そのため、2022年冬季オリンピックのボランティア募集が始まったのを知った時、北京冬季オリンピックに貢献したいと思い、私もすぐさま応募しました」と語った。

「バラの花を差し出すその手には、いつも微かに香りが残る」。ボランティア精神をよく表すこの名言は、李さんが一番好きな言葉だ。彼女は専攻テーマの学習を通じ、テキスト編集や情報検索の能力を身につけ、学校のボランティアサービスチームで3年間、アクシデントへの対応力を磨いてきた。現在、彼女は「胸一杯の期待感と少しばかりの緊張感を抱きつつ」、北京冬季オリンピックに向けて準備をし、今まで学んだことや自らの長所をボランティアで活かせるよう願っている。

「私は学生寮のルームメイトのうち、唯一選ばれた北京冬季オリンピックのボランティアなので、このことが話題に上るたびにみんなとても誇らしげですし、家族たちも喜んで応援してくれています」と、李さんは周囲の反応を紹介してくれた。さらに彼女は、「北京冬季オリンピックはちょうど春節(旧正月)の時期に当たりますが、今年の大晦日と私の誕生日はぴったり同じ日です。ボランティアになれたことは私にとって新年のプレゼントだけでなく、誕生日のプレゼントでもあり、とても意義があると感じます」と笑顔で語った。

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