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2019年ネットを賑わせたトピック総まとめ!
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· 2019-12-30 · ソース:人民網 |
タグ: ネット;動画配信;文化 | 印刷 |
今年1月、孫の帰りを待つ山村に住む老人が「ペッパピッグって何?」という素朴な疑問を投げかける動画が瞬く間にネット上の話題をさらい、3月には、毎日上海の街中でゴミ拾いをするホームレスの沈巍さんがネット上で注目を集めた。そして、9月には、1度聞くと耳から離れない曲「野狼disco」が数多くのショート動画のBGMに使われる「神曲」となり、年末には、田舎のスローライフを紹介する動画を投稿して人気を博している「90後(1990年代生まれ)」のビデオブロガー・李子■さん(■はさんずいに七、その下に木)が再び大きな話題となった。中国新聞網が報じた。
かつて「ネット有名人」といえば、「美しくて若い女性」というのが誰もが抱くイメージだったが、今年、「ネット有名人」として多くの人の記憶に残っているのは、素朴で、庶民的な人が多く、まさか注目を集めることになるとは思わなかったというケースすらあった。
「自分は平凡な人生をずっと送るのだろう」と思っていた上海で26年間ホームレスをしている沈巍さんは、ネット上で注目の的となった後も、「10日もすれば人気もおさまるだろう」と思っていた。しかし、結果的には人気の度合いは確かにやや弱まったものの、衰えることは無く、ずっと続いているという。
今年7月、上海は「強制ゴミ分別時代」に突入した。あるネットユーザーは、「以前は上海の人が皆山に登り、水辺で遊んでいた時に、沈巍さんがゴミ分別をしてくれていたが、今は沈巍さんがあちこちを旅して、上海の人がみんなでゴミ分別をするようになった」とユーモラスなコメントを寄せている。
そして、沈巍さんの生活は、「接待」を受けたり、カメラを向けられる生活へと一変。ある報道によると、今年11月、陝西省西安市を訪問した沈巍さんは、ファンらが計画した送別会に出席したところ、会場が大混雑するほど大盛況となった。
ライブコマースで口紅を売りまくる李佳琦さんは、ライブ配信で音楽プロデューサーの高暁松に口紅を塗ることになるとは想像もしていなかっただろう。
もともと宅配員や溶接の仕事をしていた中国東北地方に住む田野さんも、自分が「老四」というハンドルネームでショートビデオブロガーとなり、たくさんのネットユーザーにその作品を見てもらい、「いいね!」を寄せてもらえるようになるとは想像もしていなかっただろう。「老四」は今、個人メディアを通して「東北文芸の復興に一役買っている」と称されるようになっている。
昨年、DIYが得意なことでネットユーザーの間で大きな話題となった「手工耿」こと耿帥さんも、今年中国中央テレビ局(CCTV)の番組に出演することになるとは夢にも思っていなかっただろう。
これら「庶民的なネット有名人」たちは、ネットで話題になる前は多くの人と同じく普通の人だった。
農村で育った李子■さんは2012年、祖母が病気になったのをきっかけに、全てを捨てて実家に戻った。そして、生計を立てるために、ショッピングサイト・淘宝にショップを開設し、商品がもっと売れるようにとショート動画も活用した。
2013年、まだ「ネット有名人」にはなっていなかった耿帥さんは微博(ウェイボー)に、「自分は何の役にも立っていない気がしてとても悲しい。本当に何の役にも立っていないんだけど」とネガティブな気持ちを綴り、「もうすぐ30歳になるけど、まだ人生を変えるチャンスはあるのかなぁ?」と自分に問いかけていた。
当時、溶接の仕事をしていた耿帥さんが他の人から常に聞かれることと言えば、「この暖房の取り付けはいつ終わるの?」だった。
彼と芸能界の唯一のつながりはと言えば、講談家の単田芳さんの家で作業をしたことぐらいで、その時には、微博に「壁に飾られている字の意味がほとんど分からなかった」と綴っている。
2016年、李佳琦さんは店員の仕事をしており、「あの時は普通の人と同じで毎朝9時から夕方5時まで働いていた。店ではお客さんに自分がいいと思う商品を紹介していた」と振り返る。
2017年、まだ「ネット有名人」にはなっていなかった田野さんは中国東北地方にある実家に戻ってもうすぐ10年になろうとしていた。それでも、宅配の仕事をして、毎日平凡な生活を送っていた。
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