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3つのキーワードに取り組み、中国を世界の農業科学技術センターに
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· 2019-10-11 · ソース:人民網 |
タグ: 農業;科学技術;文化 | 印刷 |
中国工程院院士、中国農業科学院副院長の万建民氏は、先ごろ開催された科学普及サロン活動にて、「中国には約4億5千万ムー(1ムーは約666.7平方メートル)の水田があり、単位あたり生産量は約460キロと、世界平均水準の1.7倍にのぼる」と指摘した。同活動は、中国人の食糧事情を「満腹できる」から「美味しく食べられる」へと大きく変化させた科学技術の力を探求することを目的に開催された。科技日報が伝えた。
万氏によると、新中国成立から70年間、農業科学技術の中国食糧安全保障に対する寄与度は60%弱にのぼる。この素晴らしい成績は、中国の稲科学分野の2つの重大な進歩によるものだ。
万氏によると、1回目の進歩は1950年代に成し遂げられた。中国の科学者は茎が短くなる遺伝子を利用し、稲の高さを1.69メートル前後から80-100センチにした。これにより稲は倒れにくくなり、生産量が拡大した。次に、袁隆平院士を始めとする中国人科学者が稲のハイブリッド育種を行い、別の遺伝子を使って稲の生産量を飛躍的に拡大した。
中国の稲科学技術の今後の発展方向は、伝統的な育種技術と、ゲノミクスや遺伝子編集、合成生物学、遺伝子組み換えなどのバイオ科学技術との結合にある。万氏は「中国人科学者は今後、新たな稲遺伝子を発見し、生産量と品質の改善を続ける」と述べた。
育種技術の進歩には、育種資源による支えと、農業科学技術の「グローバル化」が不可欠だ。
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