中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 文化 >> 本文
  • descriptiondescription
中国サーキュレーター2号M装置、年内完成へ
  ·   2019-03-04  ·  ソース:
タグ: エネルギー;科学;文化
印刷

全国政協委員、中核集団核工業西南物理研究院の段旭如氏は3日、取材に対して、同研究院が年内建設を予定している中国新型トカマク装置「中国サーキュレーター2号M装置(HL-2M)」のプラズマパラメーターが準炉心水準まで大幅に上昇し、イオンの温度が摂氏1億度を超えることになると述べた。科技日報が伝えた。

トカマク装置は制御可能な核融合を通じ、人類にほぼ無限なクリーンエネルギーをもたらすことを目的としており、「人造太陽」と呼ばれている。これを実現するには、▽イオンの温度が1億度以上▽限定的な空間内に長期的に拘束▽十分な高さの密度――という3つの条件を揃えなければならない。

段氏は「人造太陽の中のプラズマは、主に電子とイオンからなっている。中国の既存のトカマク装置のプラズマ電子の温度は1億度に、イオンは5000万度に達している。熱核融合の融合反応に参加しエネルギーを生み出すのがイオンであるため、プラズマイオンの温度を1億度以上に上げる必要がある」と説明した。

段氏によると、中国のトカマク装置のプラズマイオンの温度を5000万度から1億度に上げるためには、装置のパラメーターを高め、より多くのエネルギーを注入・吸収し、より先進的な運行モデルを実現しなければならない。

HL-2M装置はこの能力を持つようなるだろう。大規模かつ高パラメーターで、より先進的な構造と制御方法を採用しており、より大きなコイルの電流に耐えられる。電流を中国の既存の装置の1兆アンペアから3兆アンペアに拡大する見通しだという。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年3月4日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: