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中国人科学者が海水に溶けるプラスチックを開発
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· 2018-09-06 · ソース: |
タグ: プラスチック汚染;海洋;文化 | 印刷 |
中国科学院理化技術研究所高級エンジニアの王格侠氏によると、そのチームが開発した水溶性・分解性を兼ね備えるこの材料は、環境にある程度受け入れられる性質を備えている。廃棄から数日、さらには数百日内に海水で分解され、最終的には環境を汚染しない小分子に変化する。
世界経済フォーラムも、世界の海洋プラスチックの総重量は2050年まで、魚介類の総重量を上回ると警鐘を鳴らしている。
専門家によると、現在ほぼすべての種類のプラスチックを海洋で見つけることができる。これらのプラスチック粒子は海水中に漂っているか海底に堆積しており、数十年さらには数百年も分解されないため、海洋環境全体に深刻な汚染をもたらしている。プラスチックは使用後に直接捨てられるか、陸地から川の流れや風により海に入る。海水中で光と海水によって風化し、海流や生物群の作用により、最終的に5ミリ以下のマイクロプラスチックになる。
王氏は、海のプラスチック汚染問題はすでに非常に深刻化しているが、人々はこれらの汚染に対して効果的な対策を持たないと指摘した。海の特殊な水域環境により、人類は陸地のように散らばった大量のゴミを集め、処理することができない。最も根本的かつ効果的な方法は、海に流れ込んだプラスチックを自然に分解・消滅させることだ。
同チームの生分解性プラスチックの生産・応用技術は、すでに中国企業4社に提供されており、うち3社が生産開始を実現させている。生産能力は毎年7万5000トンに達し、世界全体の半数を占める。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年9月6日
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