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中国が9価HPVワクチン販売を許可
  ·   2018-05-02  ·  ソース:
タグ: ワクチン;薬品;文化
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国家薬品監督管理局が1日に発表した情報によると、同局は新薬輸入手続きをスムーズ化し人々の需要を満たすため、子宮がん予防に用いられる9価ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)の販売を先月28日に条件付で許可した。これにより世界ですでに販売・使用されている全HPVワクチンが中国でも供給されるようになった。科技日報が伝えた。 

HPVワクチンは世界で初めてがんを適応症として説明書に記入したワクチンとなる。中国で許可された9価HPVワクチンは、6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型HPVの主要キャプシドタンパク質でつくるウイルス粒子を高度に純化・混合させたものだ。

同ワクチンの適用年齢は16−26歳。HPVによる子宮がん、卵巣がん、膣がん、肛門がん、性器疣贅、持続的な感染、前がん病変もしくは非典型病変の予防に用いられる。アレルギー体質の場合、今回販売が認められた商品もしくは4価HPVワクチンの活性成分もしくはすべての補助成分の使用を避ける必要がある。今回販売が認められた商品もしくは4価HPVワクチンの注射後にアレルギー反応があった場合についても、このワクチンを再度接種することはできない。

価は数が多いほど効果が高いという説があるが、実際にはどうなのだろうか。北京協和病院産婦人科主任医師の譚先傑氏は、「世界で販売されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種がある。価はそのワクチンが予防可能なウイルスの種類を示している」と説明した。

2価ワクチンは、HPV16とHPV18の感染を予防し、適用年齢は9−25歳の女性。4価は6、11、16、18型HPVの感染を予防し、適用年齢は20−45歳の女性。HPV6とHPV11は子宮がんの危険性の高いHPVウイルスではないが、外陰部の尖形疣贅を引き起こす可能性がある。

国内の研究によると、子宮がんの84.5%以上がHPV16、HPV18型ウイルスの感染によるものだとしている。国内で現在流通している2・4価ワクチンで、子宮がんのリスクを84.5%予防できる。9価ワクチンは92.1%。接種者は年齢と経済状況に応じ、HPVワクチンを選択することになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年5月2日

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