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今後の世界における教育の発展をけん引する中国教育の優位性とは?
  ·   2017-11-03  ·  ソース:
タグ: 教育;中国;文化
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中国教育部(省)の党組織書記で部長の陳宝生氏は先ごろ、2049年には中国が世界の教育の中心として世界における教育の発展をけん引し、その頃には中国の標準が世界に認められて世界の標準になるだろうとの見方を示した。そして、世界の教育が発展していく上で、中国はより大きな発言権を手に入れると同時に、中国の案と中国の知恵で貢献していくことになるだろうとした。

客観的に見ても、中国の教育はその規模や数量の上で、すでに世界の注目に値する成果を残している。2016年、高等教育を受ける人口は3699万人に達し、世界第1位となった。高等教育への入学率は42.7%であり、高校への入学率が87.5%に上っている。2020年の教育の発展の重要な目標として、中国はすでに高校教育を普及させようと努力しているが、中国が世界の教育の中心になるためには、数量だけでなく、教育の品質を高めなければならない。

中国はすでに米国、英国に次ぐ世界3番目の留学生受け入れ国となっているが、2016年、留学生の中で、学歴教育を受ける割合はわずか47.42%に過ぎず、大学院生はわずか14.46%だった。また、アジアとアフリカからの留学生が73.75%を占めるのに対し、欧米の留学生はわずか24.71%のみであった。一方、2016年、外国へ留学に行く中国人学生は54万4500人であり、なかでも7割ほどの人が大学以上の教育を目指して留学に行き、大学院生が35.51%を占めていた。9割以上の留学生は米国や英国、オーストラリアなどの十ヶ国を留学先に選択している。これは中国の大学が先進国の大学との間にまだ大きな差があることを意味している。

中国の教育界にとって、小学校の数学教材が英国に導入されたことは誇りを持てることだといえよう。しかし、英国では、教材は教育部が統一を要求するのではなく、学校や先生が選択して使用するシステムとなっている。全体的に見て中国の学校には自主権が欠けており、学生の評価システムも点数だけに偏りがちだ。そのため、学生は数学や科学などの科目は得意だが、学業のプレッシャーが大きすぎるため、個性や興味を育む時間や余裕が無い。現在中国で解決が求められているのは、知識教育の強化よりも、多元的な評価システムをどのように構築し、学生の個性や興味、イノベーション能力を育成するかにあると言える。

これに対し、中国は9月に「教育体制機制改革の深化に関する意見」を発表し、明確な計画を立てた。その概要は、中国は教育の現代化を実現するために、教育システムの改革を推進し、現代的な学校制度を整え、学校のガバナンスを高めなければならないとしており、特に学校の自主権を拡大させ、学校と政府の新たな関係を構築することを核心としている。

中国は教育は、現代化を推進するための良好な基礎という他の発展途上国にはない優位性を備えている。それは中国の総合的な国力が日増しに増強され、教育への投資が増加しつつあることであり、学校の建学基準は欧米の先進国に追い付き、または超えるようになっている。しかし、教育の現代化は、外形や形式の現代化でなく、建学理念や教育管理、教育評価システムなど各方面に求められるべきだ。教育の改革を推進し続けてはじめて、中国は人民が良い学校に通い、良い教育を受ける需要と、不均衡で不十分な発展との間にある矛盾を解決し、また、世界中の学生を惹きつけ、良質な教育を提供することができるようになるのだ。(編集HQ)

 「人民網日本語版」2017年11月3日

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