中国国務院の劉延東副総理が今月26日、南アフリカ・ダーバンにあるダーバン理工大学・孔子学院を訪問。南アフリカの伝統的な民族衣装を身にまとった教師や学生が歌と踊りで劉副総理を熱烈に歓迎した。中国新聞網が報じた。
劉副総理は、「孔子学院(中国が中国語や中国文化の教育を目的に海外の大学などと提携し設立した公的機関)は、言語から着手し、文化の融合を通して、両国の国民の心をつなげ、友誼の懸け橋を強化し、さまざまな文明をシェアし合う重要なプラットフォームとなっている。中国とアフリカの指導者は、孔子学院の開設と発展を非常に重視しており、現在、アフリカには孔子学院が48ヶ所、孔子課堂が27ヶ所開設されている。うち、南アフリカの孔子学院と孔子課堂が最も多く、その数は10ヶ所に上っている。これは現地の人々が中国語を学んだり、中国文化を理解したりする助けとなり、国民間の理解と友誼を促進する点で大きな役割を果たしている。2015年、南アフリカは中国語を国民の教育体系に盛り込み、すでに小中高11校が中国語の授業を試験的に始めている。その計画が少しずつ拡大するにつれ、さらに多くの南アフリカの子供たちが中国語や中国文化を学ぶという、『素晴らしい旅』を楽しんでくれると信じている。中国と南アフリカが積極的に連携して、孔子学院を両国の国民の心の『レインボーブリッジ』にし、両国と両国の文化交流、さらには世界文明の発展促進のために、一層大きく貢献することを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月27日