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5月の「科学のデマ」、さくらんぼの種には毒がある?
  ·   2016-06-03
タグ: 科学のデマ;毒;文化
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   ◆さくらんぼの種には毒がある?

 りんご、杏、ナシ、すもも、ビワ、さくらんぼなどの種には青酸配糖体が含まれるが、微量だ。青酸配糖体そのものは無毒だが、植物の細胞構造が破壊されると、植物に含まれるβグルコシダーゼという酵素によって加水分解され、有毒のシアン化水素酸(青酸)になる。これは人の急性中毒を引き起こす。

しかしさくらんぼの種1グラム当たりに含まれる青酸配糖体は、シアン化水素酸に換算すると数十マイクログラムのみにしかならない。シアン化水素酸の致死量は、体重1キロ当たり2000マイクログラム前後となっている。

さくらんぼの種1グラム当たり50マイクログラムのシアン化水素酸を生むとすると、体重60キロの大人は2.4キロの種を摂取しなければ中毒にならない。ネット上の動画の「5つ食べるだけで大人が気絶する」という情報は誇張だ。間違って1−2個飲み込んでしまっても気にしすぎる必要はないが、さくらんぼの種を生で食べることはお薦めしない。

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