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北京週報>>中国と日本  
中国人女性が日本で度々犯罪に巻き込まれる理由

 

韓さんと瀋さんの事件を分析して見ると、▽何度も包丁で刺したり、絞め殺したりと、犯行が極めて残忍▽犯行時間がいずれも人影の少ない深夜で、発見されにくいなど犯人に隙を与えてしまっている▽事件解決が困難を極め、多大の時間がかかっており、しかも日本の法律に中国人を保護する条項が少ないため、中国人にとって有利な判決が下されるとは限らない---という2つの共通点を見出すことができる。

例えば、瀋さんの遺体が容疑者の車から発見された時には、すでに白骨化しており、犯行の残忍さに、在日華人社会には衝撃が走った。そして、遺族らが極刑を望む中行われた裁判で、井口修裁判長はなんと、「反省の態度を見せており、死刑選択がやむを得ないとは認められない」などとして、無期懲役を言い渡した。

では在日中国人女性はこれらの事件からどんな教訓を引き出すべきだろうか。1つ目に、防犯・安全意識を高め、「命は何よりも大切」という意識をもたなければならない。そして、自身の安全を国内外の家族の心配と結び合わせ、個人の安全は自分だけの問題ではないという認識を持たなければならない。また、防犯技術を高め、自分を守ることを学び、犯罪に巻き込まれる確率を最低限にする必要がある。特に、中日両国の関係が緊張した状態にある今は、不確定要素が増加する特殊な時期にあり、特に注意しなければならない。

次に、一層団結心を持つことだ。少し考えてみると、在日中国人女性が夜中に帰宅しなければならないとしても、集団で行動していれば、犯罪者も犯行に及ぶのをためらうことだろう。現在、在日中国人女性の中でも、「面子」や「プライバシー」、「私生活」などを理由に、一人で帰宅する人が増加しており、安全確認なども怠ってしまう結果、犯罪者に隙を与えてしまっている。

最後に、法律をよく知って、違法な犯罪事件に関わることを避けることで、被害に遭う機会から遠ざからなければならない。在日中国人女性の中には、犯罪すれすれの行為に頻繁に携わったり、「リスクが高いほど、收入も高い」や「リスクと收入は正比例している」と考えたりしている人も少なくない。そのようなことをしていれば、遅かれ早かれレッドラインを越えてしまうか、犯罪に巻き込まれてしまうことになるだろう。このことを肝に銘じておかなければならない。

中国には「慈しみ深い母親は自から手の中の糸で、旅立つ息子の上着を縫っている」という言葉がある。「子供が遠くに行けば、母親の心配は絶えない」のだ。各在日中国人女性には、気遣い、心配する家族がいるということを口を酸っぱくして言いたい。一旦なにかが起こってしまえば、自分だけでなく、家族も影響を受けるのだ。そのため、自分と家族のために、在日中国人女性には自身の安全について十分の認識を持ってもらいたい。(編集KN)

「人民網日本語版」2012年11月26日

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