世界第２の経済体として、中国の一挙一動が注目されている。新しい指導者グループは中国をどこへ導いていくのか？中国外交はどのような旗印を掲げ、どのような路線を取るのか？政策は調整されるのか？こうした点が各方面から注目を集めている。これに対し、中国共産党第１８回全国代表大会（十八大）は明確な回答を示し、中国外交が長期的に堅持してきた方針政策を重ねて表明したとともに、中国外交思想の新たな発展も体現した。

まず、中国外交の大きな政策方針に変化はない。十八大報告では、中国が確固として独立自主の平和外交政策を実施し、終始変わらず平和発展の道を歩み、終始変わらず互いに利があるウィン・ウィンの開放的戦略を実施し、平和五原則を堅持した上で各国との友好協力を全面的に発展させ、恒久的に平和で共に繁栄する調和のとれた世界の建設を推進することを重ねて表明した。これらはいずれも中国の国情と現代の発展潮流に合った正しい政策であることが実践によって証明されており、中国の対外政策の安定性と連続性を体現している。中国は開放的発展、協力的発展、ウィン・ウィンの発展を堅持し、平和な国際環境を目指す中で自国の発展を図り、また自国の発展をもって世界平和を擁護・促進し、各国と利益の合致する点を拡大していく。中国がどのような道を歩むかについて、十八大は世界に向けて改めて厳かに宣言したのである。