内政上の必要によるものであれ、戦略上の考慮によるものであれ、釣魚島問題を借りた日本の対中強硬姿勢は、いずれも計算違いである。第1に、日本の強硬発言によって、釣魚島の主権が中国に属するという事実が変わることはない。中国側の厳正な反駁に遭い、中国民衆に鼻先でせせら笑われるだけである。第2に、日本の小細工や冒険的行動は、釣魚島に対するいわゆる「実効支配」の強化には全くならない。中国側の権益維持行動を一段と断固たるものにし、中国民衆の釣魚島防衛意識を一層強烈にするだけである。
われわれはもちろん、日本政府が冷静に、理性的に釣魚島問題を扱い、釣魚島問題を国内政治に巻き込まないこと、日米同盟を頼みに釣魚島問題でうまい汁を吸うという過分の望みを抱かないことを望んでいる。
釣魚島問題が一段と激化する趨勢にあり、釣魚島をめぐる紛争が次第に両国関係における最大の争点となりつつある以上、われわれは十分な準備をし、必要時には、火遊びをしないよう日本側に行動で警告しなければならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年8月27日 |