3月15日、環球時報によれば、日本の経済産業相・枝野幸男氏が13日、日本の商標権が中国で侵害されていることについて痛烈に中国を批判し「大変由々しき事態だ。こんなものがまかり通っているとしたら、国家としてのプライドはないのかと言いたい」と発言した。読売新聞によれば、日本の複数のブランドや地名が中国で商標登録され、多くの日系企業が自社製品を中国に輸出したときに商標問題で販売できないのではないかと心配しているという。
深セン大学知的財産権研究所の朱謝群所長は、14日取材に答え、実際、中国の多くの老舗ブランドも海外で先に登録されてしまっている事態がある。中国四大名著(『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』、『金瓶梅』)の商標権は日本のゲーム会社がすでに登録済みだし、中国の有名な菓子「大白兎」も日本企業によって登録されている。
「日本は中国のこうしたブランドを勝手に登録していることに関してはどのように説明するのか。この状況から公平で的を得た基準で中国を扱わず、国家のプライド問題まで話を持っていくのは全く行き過ぎだ。」
朝日新聞は、多くの中国人が勝手に商標登録しているのは使用目的ではなく、商標を売って金儲けをするためだと報道している。 テックバイザー(TECHVISOR)国際特許事務所の栗原潔氏は公開文書で、現行の中国の商標制度は海外の地名や海外の著名商標に対する保護がいささか欠如している。また、商標登録費用が安いので、商標権の転売問題が存在するのだろうといっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月16日 |