李強総理は9月17日、広西壮（チワン）族自治区南寧市で開催された第20回中国・ASEAN博覧会および中国・ASEANビジネス投資サミットの開幕式に出席し、スピーチを行った。新華社が伝えた。

李総理は「中国とASEANの良好な関係は、苦労の末に築き上げたものであり、各国の共同努力が凝縮されている。その本質的核心と終始一貫した主軸を、習近平国家主席は『親、誠、恵、容』という4文字の言葉に概括した。この4文字は、中国の周辺外交の基本方針であり、善隣友好に基づいて付き合うための道でもある。我々は、発展と繁栄、平和と安寧に資する良好な環境を築き、各国の発展がより良く周辺諸国に恩恵をもたらし、地域の人々に幸福をもたらすよう努力する必要がある」と指摘し、次の4点を挙げた。

第1に、「親」という言葉をより良く実践し、感情の融合を一層深める。中国はASEANと文化・観光・研修育成・青年などの分野で協力を拡大し、人々の相互理解と親交を深めることを望んでいる。 第2に、「誠」という言葉をよりよく実践し、信頼の礎を一層固める。中国はASEAN各国と共に、約束を遵守して各分野の協力を行うことを望んでいる。中国は対外開放という基本国策を堅持し、各国の投資家を安心させる良好なビジネス環境の構築に努める。第3に、「恵」という言葉をよりよく実践し、利益の結びつきを一層強める。中国はASEAN諸国の強みを持つ特色ある産品の輸入を拡大し、地域の相互接続の水準を高め続け、より安定した、円滑な、比較優位に基づく地域産業・サプライチェーンを構築することを望んでいる。第4に、「容」という言葉をよりよく実践し、さらに大きな度量で開放を拡大する。中国はASEAN中心の地域協力枠組みを断固として支持しており、「一帯一路」（the Belt and Road）共同建設イニシアティブと他国の発展戦略とのより良い連携を促進し、地域経済統合を推進し続ける。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年9月18日