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米高官「ウイルス起源調査しなければ中国は孤立」発言に中国が反論
  ·   2021-06-23  ·  ソース:人民網
タグ: 新型コロナ;医療;政治
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サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が「新型コロナウイルス起源解明の更なる調査を行わない場合、中国は国際社会で孤立に直面する」と述べたことについて、中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は21日、「米国の発言は露骨な恐喝であり脅迫だ。中国は強い不満と断固たる反対を表明する。断じて受け入れられない」と表明した。

趙報道官は、「感染拡大が発生して以来、中国は終始開かれた透明性ある姿勢で、感染防止・抑制や診療に関する経験を余すところなく各国と共有してきた。中国は世界保健機関(WHO)の専門家を中国に2度招待し、WHOと合同専門家チームの起源解明調査報告書を公表して、世界規模の起源解明作業に積極的貢献を果たした。『中国は起源解明調査を拒否している』と言うのは全く根拠がないし、ましてや『中国は国際社会で孤立している』と言うのは大げさな物言いで人々を驚かせるものだ」と指摘。

「米側が再三にわたり中国のイメージを損ない、中国を攻撃するのは、中国の発展を抑え込むために他ならず、自らの不十分な新型コロナ対策の責任を転嫁するために他ならない。もし米国が本当に真実を気にかけているのなら、次の3つの質問に早急に答える必要がある」として、以下を挙げた。

(1)不十分な新型コロナ対策の責任は一体誰が負うべきなのか?現在までに米国の新型コロナウイルスの感染者数は3354万人、死者数は60万人を超える。世界で最も医療資源・技術の発達した国である米国が考えるべきは、いかにして新型コロナウイルス感染症で亡くなった米国人の霊を慰め、新型コロナ対策に失敗した米高官の責任を追及し、悲劇の再演を防ぐかだ。

(2)新型コロナウイルスは早い時点から米国本土で広まっていたのか?米国立衛生研究所(NIH)が昨年1~3月に採集した米国人2万4000人の血液サンプルの分析結果は、新型コロナウイルスが2019年12月には米国で出現していたことをはっきりと示しており、これは公式に初めて確認された感染者より数週間早い。2020年12月の米疾病予防管理センター(CDC)とアメリカ感染症学会(IDSA)による報告は、2019年12月13~16日にカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州で少なくとも39人の血液サンプルからすでに新型コロナウイルスの抗体が検出されていたことをはっきりと示している。こうした米国内の早期症例について、米国政府は真剣で透明性ある調査を実施するべきだ。

(3)フォート・デトリックの本当の状況はどうなのか?フォート・デトリックは中国侵略日本軍「731部隊」の遺産を継承した。その研究範囲には「公衆や動植物の健康への深刻な脅威」と認定済みの細菌が含まれている。2019年6月、フォート・デトリックは、手順に従っていなかったこと、機械の故障や流出の問題があったことが調査で判明したため、研究活動を停止させられた。そしてこれとほぼ同時に、バージニア州北部で原因不明の呼吸系疾患が出現し始め、ウィスコンシン州で大規模な「電子タバコ病」が発生した。こうした問題について米政府は今に至るまで詳しく語らず、口をつぐみ、ひた隠しにしている。米政府が「ゲートキーピング理論」を常套し、タルサ人種虐殺などの事件で重要な証拠を隠滅し、知れ渡ることを抑え込み、コントロールしてきた事実、そして「嘘をつき、欺き、盗む」米情報機関の一貫した行為を考えると、米国のする事なす事について人々を納得させ、透明性を確保することがどうしてできるだろうか?関連情報への必要なアクセスを国際的専門家に認めないのはなぜなのか?(編集NA)

「人民網日本語版」2021年6月22日

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