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根深い米国のレイシズム
  ·   2021-03-23  ·  ソース:人民網
タグ: 米国;アジア;政治
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さらに、アジア系女性はある種の「罪深いファンタジー」の投影対象にもされる。今回のアトランタ殺人事件の犯行動機について、容疑者は「誘惑」を取り除くためだったとしている。英紙ガーディアンは、これ以上人間性の欠落した話は全く思い浮かばないとした。カリフォルニア大学バークレー校のCatherine Ceniza Choy教授(エスニック・スタディーズ)は、「アジア系女性を殺すことで男の直面する誘惑を取り除くというのは、アジア女性とアジア系米国女性をある種の欲望の投影物としてきた歴史を浮き彫りにするものだ。そこでは、彼女らの価値は男性の幻想や欲望とのみ関係している」と分析する。アジア太平洋ジェンダー暴力研究所の報告によると、たとえパンデミックの間でなくても、21~55%のアジア女性が米国でセクシャルハラスメントや性暴力の被害に遭っていた。

米国の学者Thomas Sowell氏は著書『Ethnic America: A History』で、「米国人の運命を決定するうえで、肌の色が決定的影響を持っているのは明らかだ」と総括した。悲しむべきことに、こうした影響に関する負の物語は繰り返され続けている。

銃撃事件の発生後、米国の複数の都市で人々が街に出て、アジア系米国人への暴力行為に抗議した。昨年の「Black Lives Matter」(黒人の命は重要だ)抗議運動と非常に似た光景だ。さらに遡ると、マーティン・ルーサー・キングがアフリカ系米国人を率いて「I have a dream」(私には夢がある)と叫んだのは1963年のことだ。

人々は不満の声を上げ続けているが、悲劇は繰り返され続けている。これがオバマ元大統領の言った「normal」(通常の事)なのかもしれない。「数百万人の米国人にとって、人種のために異なる扱いを受けることは悲惨で、痛みと怒りを覚える『通常の事』なのだ」。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年3月23日

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