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根深い米国のレイシズム
  ·   2021-03-23  ·  ソース:人民網
タグ: 米国;アジア;政治
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米国ジョージア州アトランタ地区で先日発生した悪質な銃撃事件に世界は驚愕した。容疑者は「レイシズム」が犯行動機であることを否認しているが、殺害されたうち6人がアジア系女性だったという事実は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中、アジア系が再び排外的感情の犠牲者となっていることを間違いなく証明している。(文:崔越。人民網掲載)

今年に入ってから、米国ではアジア系に対するヘイトクライムが発生し続けている。1月31日、カリフォルニア州で84歳のタイ人の高齢者が突然地面に押し倒され、治療の甲斐なく死亡した。2月16日、ニューヨークで52歳のアジア系女性が襲われ、頭部を10針縫う怪我を負った。3月17日、75歳の華人女性がサンフランシスコの路上で白人の男に理由もなく襲われ、頭部に怪我を負って流血した。

米国メディアは、アジア系米国人にとってレイシズムと白人至上主義はずっと生活の一部になっていることは「悲劇」だと報じた。では、この悲劇はどこから来て、どこへ行くのか。

現政権のホワイトハウス報道官は、アジア系に対するヘイトクライム増加の責任を前政権の破壊的発言に帰した。確かに、一部の反中勢力は新型コロナウイルスの感染拡大について嘘を撒き散らし、ナショナリズムとヘイトを煽り立てて、アジア系の人々を危険の深淵へと押しやった。

米「Stop AAPI Hate」が16日に発表した報告によると、2020年3月19日から2021年2月28日までに、米国ではアジア系に対する人種差別事件が3795件発生した。米国の政治屋が安易に口にした「中国ウイルス」という言葉が、いつの間にか人々の心にヘイトの種を蒔き、やがて根を下ろし、芽吹き、そしてその人にとってのある「ひどい一日」に血まみれの銃弾となってしまったのだ。

米国社会において、白人がエスニック・マイノリティをヘイトの発散対象とすることには歴史的・文化的な要因がある。1871年のロサンゼルス華人大虐殺、1882年の「中国人排斥法」、第2次大戦中の日系移民数万人の強制収容所への収容、そして2001年の米同時多発テロが引き起こしたイスラム教徒へのヘイトなど、白人以外の人種はいつでもどこでも、戦争や失業、パンデミック、あるいはテロ事件のスケープゴート、ヘイト発散の道具にされ得る。

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