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新型コロナ対策で選挙を延期したのは香港地区が最初ではない
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· 2020-08-05 · ソース:人民網 |
タグ: 香港地区;選挙;政治 | 印刷 |
香港特区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は3日「立法会議員選挙の延期は困難な決定だった。このように厳しい感染状況の中で選挙を実施するのは余りにもリスクが大きく、人命にかかわるため、選挙延期という決定以外に方法はなかった」と述べた。新華社が伝えた。
林鄭氏は同日、範徐麗泰元立法会議長を招き、立法会選挙の延期などについて話し合った。林鄭氏は「選挙管理委員会委員長が私への書簡で、数百万人の有権者が投票する見通しであり、ソーシャル・ディスタンスの確保が難しい、有権者と投票所作業員も感染のリスクに直面するなど、期日通り立法会選挙を実施した場合のリスクを詳細に列挙した」と説明。
「選挙は重要だが、現在の厳格な出入境規制措置のため、香港地区以外に滞在する数10万人の有権者は香港地区に戻って投票することが困難だ。期日通り選挙を実施した場合、こうした有権者に対して不公平だ」と指摘した。
范徐氏は、立法会選挙の延期という決定に支持を表明。「香港地区では最近新型コロナウイルスの新規感染者数が100人を超える日が続いており、多くの市民が心配している。こうした状況の中でも期日通り選挙を実施して、さらに多くの人々が新型コロナウイルスに感染した場合、誰もその責任を負えない」と指摘。
「世界を見ると、選挙を延期する国は期日通り実施する国より多い。命より政治を重視するわけにはいかない。また、選挙延期は感染状況のために投票できない有権者の権利を保障するためであり、誰の投票権も剥奪していない」と述べた。
国務院港澳(香港・マカオ)事務弁公室は先日「立法会選挙延期のために生じる立法機関の欠員問題について、全人代常務委員会は速やかに決定を行うだろう」と表明した。これについて范徐氏は「全人代常務委員会はより良く、より多くの香港市民が理解できる方法でこの問題を処理すると信じる」と述べた。
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