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武漢のために義援金を募った日本の少女が中国大使館を訪問
  ·   2020-02-14  ·  ソース:人民網
タグ: 武漢;義援金;政治
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先週末、イベント「東京燈会満月祭」の開かれた池袋西口公園で、肌を刺すような寒風の中、チャイナドレスを着た日本人の少女・小美さん(仮名)が深々とお辞儀をしながら武漢市のために義援金を募る姿が、中日のネットユーザーの感動を呼んだ。13日午後、彼女は母親に付き添われ、東京都豊島区日中友好協会の尾崎隆信会長らと共に在日本中国大使館を訪れ、「東京燈会満月祭」で集めた義援金を孔鉉佑駐日大使に手渡した。

孔大使を前にして、小美さんが先に口を開き、「大使、こんにちは。私は小美、中学2年生です。今日は皆からの義援金を届けに来ました」と自己紹介した。孔大使は訪れた一行と親しく握手を交わし、小美には可愛らしいパンダのぬいぐるみをプレゼントした。「わあ可愛い」という少女の言葉に、居合わせた人々は思わず笑顔を浮かべていた。

孔大使は、「私は皆さん、そして新型コロナウイルスによる肺炎と戦う中国国民に関心を寄せ、支持し、支援してくれている全ての日本の友人に心から感謝の意を表したい。あなた方の善意に満ちた一つ一つの行動に、私と同僚達及び全ての中国人は感動している」とした。

そして、「現在もなお中国国民は新型肺炎との闘いを繰り広げている。国民の生命の安全と身体の健康を守ることは中国共産党と中国政府の最も重要な任務。最近、検査手段と治療プランが次第に整い、新設または改築された医療施設が迅速に運用をスタートさせている。また、湖北省へ支援に駆け付ける医療従事者は増え続けており、支援メカニズムも着実に実施され、関連制度が続々と定められ、実行に移されるに伴い、中国は新型肺炎対策で前向きな進展を得ている。日本を含む国際社会は我々を力強く支持し、支援してくれている。日本にいたっては自らが新型肺炎対策のプレッシャーに直面している中で、政府から社会各界までが困っている中国側に支援の手を差し伸べ、助け合う隣人の道を体現している」とした。また孔大使は小美に、「あなたと若者数人が寒風の中、武漢市のために義援金を募っているのを目にし、私は強い社会的責任感を感じただけでなく、中日友好が世々代々継承されているのを目の当たりにした。私たちが手を携えさえすれば、新型肺炎との戦いに必ず勝利できるだろう。その時、皆さんが中国や湖北省、武漢市を訪れて、黄鶴楼に上り、東湖を遊覧し、熱乾麺を食べることを歓迎する」と語った。

尾崎会長は、「最初は、今年予定通り『満月祭』を開催するかどうかについて議論があった。しかし最終的に今は中国が支持と支援を最も必要としている時であり、友人である私たちが行動を起こすのは当然だという考えで皆が一致した。このため私たちは会場内に、新型肺炎と戦う武漢市を支持するブースを特別に設けた。また小美さんが仲間たちと共に武漢市のために義援金を募ることを提案し、2日間、彼女らは寒さを顧みず、思いやりを寄せるよう皆に呼び掛け続けてくれた。私はこれが中日友好のあるべき姿だと思う」と語った。

小美さんは、「私は小さい時に母と一緒に大連に2ヶ月暮らしたことがあります。思い出の中の中国は美しく、中国の友人たちも友好的でした。新型肺炎が発生してから、私は心配になり、皆のために何かしたいと思いました。それで『満月祭』で募金活動があると聞き、急いで参加を申し込みました。中国の友人たちは必ず困難を克服し、きっと新型肺炎に打ち勝つと信じています。武漢の桜は特に綺麗だと聞いているので、新型肺炎が治まったら、必ず見に行きます」と語った。

その後、小美さんたちの友情が込められた約50万円の義援金が孔大使に手渡された。孔大使は、「相知無遠近、万里尚為鄰」(相知には遠近無く、万里なお隣たり)と自ら記した『中国世界遺産映像記録』を小美さんにプレゼントした。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年2月14日

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