ホーム >> 中日交流 >> 本文 |
中国在住の竹内亮氏のドキュメンタリー「お久しぶりです、武漢」が配信と同時に話題さらう
|
· 2020-06-29 · ソース:人民網 |
タグ: 武漢;ドキュメンタリー;中日交流 | 印刷 |
26日夜10時、江蘇省南京市に7年暮らす日本人ドキュメンタリー監督の竹内亮氏は、「今は1分ほどのショート動画を好む人が多いのに、この約1時間の作品を見てくれる人はいるのだろうか」と不安を感じながら、自身のドキュメンタリー新作「お久しぶりです、武漢(好久不見、武漢)」の配信スタートを迎えた。
しかしそんな不安を払拭するように、「お久しぶりです、武漢」は微博(ウェイボー)や微信(WeChat)などで話題をさらう大ヒット作品となった。「みんなこんなに武漢のことを心配し、気にかけていることに感動した」と竹内氏。
「武漢の人はとても親切。武漢は安全」
新型コロナウイルスの爆発的感染が始まる前から、竹内氏はドキュメンタリー分野ではそれなりに知られた存在で、ドキュメンタリー「僕がここに住む理由」シリーズは、ネットユーザーの間では、中日文化交流の窓口と見なされてきた。そして、今年3月、ショートフィルム「緊急ルポ 新規感染者ゼロの街 新型コロナ封じ込め徹底する中国・南京を歩く」が、中国と日本だけでなく、海外でも大きな反響を呼び、非常に多くの外国人が新型コロナウイルスを封じ込めるための中国の実際の対策を知るきっかけとなった。
実際には、そのショートフィルムを製作する前に、竹内氏は武漢に行きたいと考えていたという。「1月に行きたいと思ったが、武漢に入ることができなかったので、まず南京を撮影することにした。そして、一定の反響を得た後、微博で武漢の撮影対象を募集し、武漢に行って、武漢の人々のありのままの生活を撮影することにした」と竹内氏。
募集が始まると、すぐに武漢のネットユーザー100人以上から応募があり、竹内氏は「どの人のエピソードにも感動させられた。でも、全部撮影することはできないので、本当に困った。最終的に、10家族の10のエピソードを選んだ」と、断腸の思いで選出を行ったことを明かした。
そして、「中国の人々だけでなく、世界中の人々にも知ってもらうというのが、一番の目的であるため、この10人を選んだ基準は『外国人も見たいと思う人物』だった」と説明。その10人には、華南海鮮市場に関係した居酒屋のオーナー、雷神山医院の建設作業員、新型コロナウイルスとの闘いの第一線に立った医療関係者、新型コロナウイルスで家族を亡くした遺族などだ。
竹内氏は取材に対して、「今回は非常にスムーズに武漢入りすることができただけでなく、たくさんの武漢の人から親切なサポートを得た。たくさんの人が助けてくれて、無料で車を運転してくれる人もいれば、安いホテルを探してくれた人もいたので、今回の製作費はとても安くすんだ。撮影が全てものすごくスムーズに進んだ」と話した。
また、竹内氏が武漢に取材に行っていたタイミングで、同市ではちょうど全市民を対象にPCR検査が実施されていたため、「本当にいいタイミングだった。胸を張って全ての人に、『武漢は本当にとても安全』と言える」とした。
日本でも配信開始へ
「武漢に来る前、たくさんの友人に、『武漢はとても危険だから、やめておくように』と言われた。非常に多くの人が武漢に偏見を持っており、中国で暮らしている外国人、ドキュメンタリー監督として、絶対に武漢に行って撮影を行い、世界中の人々に最もリアルな武漢の今を紹介したいと思った。このドキュメンタリーは僕からの証拠だ」と竹内氏。
「お久しぶりです、武漢」は26日にはすでに海外のSNSでも同時に配信が始まった。そして、来週には日本でスペシャル版の配信が始まる。「僕の一番の目的は、世界中の人々にこのドキュメンタリーを見てもらうこと。武漢に対する偏見があまりにも多いので、その現在の状況を紹介する人がいなければ、多くの外国人は2月時点の情報で止まってしまい、武漢はとても危険だと思ったままになるから」とした。
ある武漢の撮影対象者は、竹内氏に、「新型コロナウイルス流行で武漢は大打撃を受けたが、それゆえに世界の注目を集めた。今後は、もっと武漢をPRして、一人でも多くの人に武漢の良い一面を知ってもらいたい」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月29日
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860号