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中国初の国産空母「山東」就役、空母「遼寧」と比べ新しくなった点とは?
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· 2019-12-19 · ソース:人民網 |
タグ: 空母;海軍;政治 | 印刷 |
「遼寧」と比べると、「山東」のアイランドは縮小されたが、「遼寧」よりも艦橋が一階分多く、高さがある。アイランドの面積が小さくなったことで、甲板の面積が広がって艦載機のハンドリングがしやすくなった。また、フェーズドアレイレーダーの位置が高くなり、海洋と空の遠距離レーダー探知距離が伸びた。
さらに、艦橋の面積が広がったことで、指揮人員と航海人員の室内作業が容易になった。航空管制室はその面積が拡大しただけでなく、より突き出たような形状になったことで、視野が大きく改善され、指揮・管制の利便性が高まり、艦載戦闘機の離着陸の安全が保障された。
軍事専門家の尹卓氏は、「アイランドが縮小されたことによって、飛行機が駐機できる面積が広がり、出動時の出動率が高まり、帰艦時の駐機スペースが広がった」と指摘する。
「山東」は一部の艦体側面に対し再度設計を行った結果、甲板の利用可能面積が広がった。これにアイランドの縮小も加わって、艦載機の甲板におけるハンドリングがより余裕を持って効率良く行えるようになり、離着率や出動の効率が高まり、戦闘力の向上に役立っている。
特徴(3) 高い散熱効果と待機時間が長い平面タイプレーダー
「遼寧」に装備されたレーダーのレドームはふくらんだ円弧状になっているが、「山東」のものは平面タイプ。平面のレーダーは分布冷却性能が高く、散熱効果に優れており、待機時間が長い。
特徴(4) フェーズドアレイレーダーによる高い探知能力
フェーズドアレイレーダーは航空母艦の標準装備ではなく、現在世界で就役数が最も多い米国のニミッツ級空母にも装備されていない。中国の空母はフェーズドアレイレーダーを装備しており、艦載レーダー哨戒機が今のところ配備されていないという弱点を補い、レーダーの数を簡素化することが可能になっている。フェーズドアレイレーダーは、重要なセンサーとして空母編隊の指揮により高い探知能力を提供することもできる。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年12月18日
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