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再び世界の注目を集めるBRICS協力
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· 2019-11-13 · ソース:北京週報 |
タグ: BRICS;新興市場;政治 | 印刷 |
第11回BRICS首脳会議が11月13日から14日まで、ブラジルの首都・ブラジリアで「革新的未来のための経済成長」をテーマとして開催される。一国主義、保護主義が絶えず台頭する中、この度の会議が多国間主義の維持などの面で引き続き時代に即した力強いメッセージを発し、世界経済の発展のためにプラスのエネルギーをもたらすことが期待されている。
今日の世界は百年来の大変革の時を迎えており、BRICS構成国を代表とする新興市場国と発展途上国の台頭は時代の大勢となっており、国際秩序がより公正かつ合理的な方向へと変わる後押しをしている。このような中、BRICS協力はより世界の注目を集めている。
BRICS発足から最初の10年間の発展を経て、その枠組みはより整ったものとなり、協力基盤はより強固となった。次の10年に入り、BRICS協力は発展と深化が続いている。今回のBRICS会議の主な議題には、テクノロジー・イノベーション協力の強化、デジタル経済分野の協力の推進、国境を越えた犯罪の取り締まりの強化、とりわけ組織犯罪、マネーロンダリング、麻薬密輸などの取り締まりでの協力、BRICS構成国の新たな開発銀行とBRICS商工理事会の協調枠組みの完備が含まれる。
2019年はBRICS協力の枠組みについて言えば、過去を受け継ぎ未来を切り開く年となっている。10年前、BRICSの枠組みが正式に発足したのは、折しも新興市場国と発展途上国が一挙に台頭したタイミングだった。今後10年の展望としては、またも国際情勢と力関係の変化が加速し、グローバルガバナンスシステムが大きな変革を遂げる10年となるだろう。
BRICS構成国は多国間主義を支持し、グローバルガバナンスの完備を推し進める主張をこれからも提唱し続けていく。
今日の世界はガバナンス、信頼、平和、発展不足に直面しており、多国間主義の強化だけが試練に対応する最大の共通認識を結集できる方策だ。一国主義と保護主義の試練が日増しに厳しいものとなっている現在、BRICS構成国は多国間主義の旗頭を高々と掲げ、ルールを基礎とする多角的貿易体制、国連を中心とする国際体制、国際法を基礎とする国際秩序を維持し、より平等で、開放的で、オープンで、包摂的なグローバルガバナンスシステムの構築を推し進めるために重要な役割を果たしてきた。
BRICS協力は新興市場と発展途上国がグローバルガバナンスにおける発言権を増すための原動力をもたらし、グローバルガバナンスシステムがより公正かつ合理的なものとなるよう推進するうえでもプラスだ。BRICS協力という平等な多国間協力の枠組みによって、BRICS構成国は国際通貨基金(IMF)・世界銀行の負担金調整およびガバナンス機構の改革の後押し、気候変動への対応、世界の貧困撲滅の推進といった問題で、その影響力は絶えずはっきりと現れている。データによれば、2017年にBRICS構成国の世界銀行における投票権は13.24%にまで、またIMFの負担金は14.91%にまで上昇している。
これからの10年で、時代と共に前進し、団結して努力をするBRICS協力は、必ずや5カ国の人々により素晴らしい生活をもたらす力となり、人類運命共同体の構築を絶えず前進させていくことだろう。
「北京週報日本語版」2019年11月13日
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