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エコ文明建設を強化する戦略的不動心をしっかりと維持すべき
本誌評論員 蘭辛珍  ·   2019-03-06
タグ: 全人代;エコ文明;政治
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習近平中国共産党中央総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は3月5日午後、自身が所属する第13期全人代第2回会議・内蒙古代表団の審議に参加し、「エコ文明建設を強化する戦略的不動心を維持し、生態優先とグリーン発展を方針とする質の高い発展の新たな道を模索し、生態系の保護に一層注力し、汚染対策の堅塁攻略戦をしっかりと行う」と強調した。

習総書記はこのような立場を表明し、経済発展のために環境保護を緩めるという一部の地方政府のやり方に対し、直接警鐘を鳴らした。

昨年1年間、中国経済のモデルチェンジとアップグレードの過渡期における困難がはっきりと表れ、過去に汚染度が高く、エネルギー消費量が多い企業に依存し経済成長を遂げた一部の地方では、高付加価値産業発展と内需牽引などの新たな経済運営方式がまだ整っておらず、経済発展はボトルネックに直面している。そのため、このような地方政府は経済発展のため、企業の汚染物排出基準への監督・管理を緩めている。環境保護への監督・管理を緩めることは経済発展を引き起こすかもしれないが、その代価は環境汚染度の再上昇だ。今年の全国両会が開幕してから数日間、北京市では深刻なスモッグが発生したが、周辺の地方政府が環境保護への監督・管理を緩め、企業の汚染物排出量が増えたのも主な原因の一つだ。

中国共産党第18回全国代表大会から、中国の青空が広がった日は増え、一部の重度汚染の河川・湖沼の水質は好転しており、これらは全てエコ文明建設を強化した成果だ。2017年末に開催された中央経済工作会議で習総書記は「中国の特色ある社会主義は新時代に入り、中国の経済発展も新時代に入り、基本的な特徴は経済が急成長の段階から質の高い発展の段階へと転換したことだ」と指摘した。

質の高い発展は革新的、協調的、開放的、グリーンであり、共に享受するものだ。質の高い発展の新たな情勢の下、いかなるクラスの政府であろうと、経済のモデルチェンジとアップグレードによる経済発展の一時的な困難のために環境保護を緩めてはいけない。

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