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「16プラス1協力」が中国と中東欧諸国の包括的協力を推進
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· 2018-07-05 |
タグ: 中東欧;16プラス1協力;政治 | 印刷 |
「16プラス1協力」制度の発足から6年。中国は中東欧諸国と政治的相互信頼を強化し続け、各分野の協力で実り豊かな成果を挙げて、中東欧諸国に新たな発展のチャンスをもたらした。中国新聞社が伝えた。
李克強総理が近くブルガリアの首都ソフィアで開催される第7回中国―中・東欧諸国首脳会議に出席する。会議は「16プラス1協力」の踏み込んだ発展の推進に新たな原動力を与えるとの認識で国際社会は一致している。
■経済・貿易協力は互恵的
在ポーランド中国大使館の劉麗娟商務参事官は新華社の取材に「過去5年近く、中国はポーランドを含む中東欧諸国と手を携えて協力事業を実施してきた。これらはインフラ、交通・物流、貿易・投資、地方交流、エネルギーなど多くの分野に及ぶ。こうした事業は現地の経済成長に恩恵をもたらしただけでなく、多くの雇用も創出した」と説明した。
中国企業はポーランドで現地に1万5000人近くの雇用を創出し、ポーランド人従業員の割合は80%を超える。華電集団はルーマニアのロビナリ石炭火力発電所事業を獲得。同事業によって3000人の雇用を確保し、新たに1800人の雇用を創出することができる。
また、国際定期貨物列車「中欧班列」は中国と中東欧16カ国の重要な紐帯だ。中欧班列はすでに累計7600便余りが運行。中国製品を欧州その他の国々に輸送するだけでなく、欧州製品を中国市場へ輸送し、双方貿易の均衡化に役割を発揮するし、現地の発展促進の原動力及び契機でもある。
中国税関の統計では、2017年に中国と中東欧16カ国との貿易総額は679億8000万ドル(前年比15.9%増)に達した。中国と中東欧16カ国との二国間貿易は全て良い成長基調を保っており、構造の最適化と分野の拡大が続いている。
■人的・文化的交流が「民心の通じ合い」を促進
「16プラス1協力」のもう1つの重要な成果は文化・教育・観光分野での中国と中東欧諸国の広範な協力だ。2012年から2017年までの間に、中国と中東欧諸国間には直行便が6航路就航した。中東欧を訪れる中国人観光客は延べ28万人から延べ93万人に増加した。双方間の留学生数は倍増した。
中国はハンガリー・ブダペストに初の駐中東欧地域観光事務所を設立した。中東欧初の中国ビザ申請サービスセンターがルーマニア・ブカレストに設立された。中国―中・東欧諸国文化協力調整センターがマケドニアに設立された。中国―中・東欧諸国青年芸術家育成実践センター、中国―中・東欧諸国文化クリエイティブ産業交流協力センターが中国・成都に設立された。こうしたことも人的・文化的交流を力強く促進した。
国際問題専門家のZivadin Jovanovic氏は新華社の取材に「人的・文化的交流は民族間、国民間の直接接触の推進に資し、さらには経済的結びつきを強める。観光業、航空交通、ビザ相互免除、文化及びシンクタンク、非政府組織などの協力も中東欧諸国と中国の直接的結びつきの推進に資する」と指摘。「16プラス1協力」制度は文化その他の分野の紐帯だとの考えを示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月5日
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