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中印協力の新局面を切り開く
  ·   2018-04-27
タグ: 中印両国;新興市場国;政治
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習近平国家主席は4月27日から28日にかけて、インドのモディ首相と中国の武漢で非公式会談を行う。国際情勢に大きな変化が起こり、不安定性と不確定性が強まる中で、中印関係には際立ったグローバル戦略的意義があり、両国には多くの共通利益、共通の関心事、共通の主張がある。今回の非公式会談は、現在起こっている100年に一度の大きな世界的情勢変動をめぐって戦略的意思疎通を行い、世界の枠組みについて戦略的判断を下すものとして、国際社会から大いに期待されている。

中国とインドは互いに重要な隣国であり、世界で人口が最も多い2つの発展途上国、重要な新興市場国である。そして世界の多極化と経済グローバル化を推進する上で中核となるパワーでもある。習主席は2017年の世界経済フォーラム年次総会開幕式で基調演説を行い、「グローバル志向の自由貿易圏ネットワークを築こう」と呼びかけた。インドのモディ首相は同フォーラムの2018年年次総会で演説を行った際、中国の主張に呼応して、「世界は1つの大きなファミリーだ」と述べた。中印両国が共に進み、国際的に協調・協力を強化することは、世界と地域の平和・安定維持と共同発展の促進に役立つ。

国際社会は中印関係の全局性に期待している。中印両国の人口は世界の35%、GDPは世界の20%を占めており、両国はいずれも改革深化、経済発展、国民生活改善に向けて努力している。中国の特色ある社会主義は新時代に入り、中国共産党第19回全国代表大会で社会主義現代化強国の全面的建設という壮大な青写真が描かれた。インド政府は2022年までに「ニュー・インディア」を築くという壮大な目標を打ち出し、「メイク・イン・インディア」「スマート・シティー」「テクノロジー・インディア」「デジタル・インディア」「クリーン・インディア」など一連の発展戦略と行動計画を実施している。

国際社会は中印関係の長期性に期待している。世界第2、第7の経済体である中国とインドの2国間協力の潜在性は巨大で、見通しは明るく、両国の共通利益は相違よりはるかに大きい。経済貿易分野について言うと、2017年の中印2国間貿易額は844億ドルで、前年同期比20.3%成長し、史上最高を記録した。中国のインドからの輸入は40%と大幅成長し、中国は引き続きインド最大の貿易相手国の地位にある。中印投資協力もますます盛んに行われており、中国企業の対インド実質投資は累計80億ドルを超え、インフラ建設協力が目覚しく進展している。一方インド企業の対中投資は、ここ3年の平均成長率が18.5%に達している。最近行われた中印戦略経済対話期間に、中印双方は共通認識に達し、政策協調、インフラ、ハイテク、省エネ・環境保護、エネルギーなどの分野で引き続き協力を強化し、国民生活の分野に重きを置き、両国経済の持続可能な発展をさらに促進し、両国国民に幸福をもたらすことで合意した。

もちろん、中印両国には国境やテロ対策などの問題で見解の相違があり、さらなる共通認識が期待されていることにも目を向けなければならない。今回の非公式会談は、中印関係が大きな方向性を把握し、新たな目標を掲げ、新たな局面を切り開くよう導き、中印関係の発展を推進し、両国と両国国民を幸福にすると同時に、地域と世界の平和・発展にとっても重要かつプラスの影響を及ぼすことだろう。

「北京週報日本語版」2018年4月27日

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