中国人民政治協商会議第１３期全国委員会（全国政協）第１回会議の記者会見が３月２日午後４時３０分から北京・人民大会堂１階のプレスホールで行われた。王国慶報道官が国内外メディアに今回の会議の関連状況を説明し、記者の質問に答えた。

王国慶報道官は日本の『朝日新聞』記者の中日関係に関する質問に対し次のように述べた。「中日関係が『好転と悪化を繰り返す』ことの根源は、日本政府が歴史問題認識において間違いを繰り返すことや、日本の一部政治家が中国を戦略的ライバル視するような狭隘な思考にある。したがってここで述べたいのは、過去を忘れようとし、歴史を直視する勇気のない国は尊重されない、ひたすら隣国を戦略的ライバルと見なそうとする国にも未来はない、ということだ。我々が真の意味で一世代上の政治家が提唱した『歴史を鑑とし、未来に向かう』精神を実行することができ、真の意味で両国民の幸福を出発点とすることができさえすれば、中日関係はこの『好転と悪化を繰り返す』という悪循環から抜け出すことができるはずだ。中国は中日関係が発展し続けていくことを望んでいる」。