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2017年政府活動報告
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· 2017-03-09 |
タグ: 政府活動報告;全人代;政治 | 印刷 |
(七)生態環境保護・対策にさらに力を入れる。生態環境とりわけ空気の質の改善を急ぐことは、人民大衆の切実な願いであり、持続可能な発展の内在的要請でもある。科学的に政策を実施し、末梢と根本の問題をともに解決し、強い姿勢で対策に取り組み、人民大衆に合格をもらえる結果を出さなければならない。
青い空を守る戦いに断固として勝利する。今年は、二酸化硫黄とNOXの排出量をそれぞれ3%減らし、重点地区のPM2.5については濃度をはっきりと低下させることとする。①石炭燃焼による汚染問題の解決を急ぐ。生活用石炭の総合対策を全面的に実施し、冬の北方地区でのクリーン暖房を推進し、電気・ガスによる石炭代替を300万世帯以上で完了させ、地区級以上の都市の市街地の小型石炭ボイラーをすべて廃棄する。石炭火力発電所の超低排出・省エネ化目的の改良を強化し、東部・中部地区はそれぞれ今年と来年の2年で、西部地区は2020年までに改良を完了させることとする。仕組みと技術の問題の解決を急ぎ、再生可能エネルギーで発電した電力を優先的に買い取り、水力・風力・太陽光発電施設の低効率運転状況を効果的に改善する。ワラの資源化利用を急ぐ。②汚染源対策を全面的に推進する。重点業種汚染対策特別キャンペーンを繰り広げる。すべての重点工業汚染源に対して24時間オンライン監視を行う。排出基準を達成していない企業の最終的な達成期限を明確にし、期限内に達成できなかった場合には法に基づいて断固操業停止処分にする。③自動車排ガス対策を強化する。黄標車(排ガス基準をクリアしていないことを示す黄色いラベルが貼られている車)を基本的に廃車処分にし、旧型車の廃車処分を急ぎ、高排出ガス車特別取締りキャンペーンを行い、クリーンエネルギー車の利用を奨励する。重点地域で国家第6段階基準のガソリンの使用普及を加速させる。④重度汚染天気に効果的に対処する。スモッグ発生メカニズムの研究を強化し、対策の科学性と的確性を高める。重点地域間共同対策の範囲を拡大し、緊急措置を強化する。⑤環境面での法執行と監督・検査・問責を厳格化する。汚染物質を陰で違法に排出したりそのデータを偽造したりしているのに対しては、厳しく取り締まらなければならない。法執行に力を入れず、こうした違法行為を野放しにしているのに対しては、厳しく追及しなければならない。空気の質が悪化しているのに対策に力を入れていないのに対しては、厳しく責任を問わなければならない。スモッグ対策は、一人ひとりに責任があり、実際の行動が重要であり、行動を続けることが成功につながる。社会全体が粘り強く努力を続けていけば、青い空が現れる日は必ずや年々増えていくであろう。
水質・土壌汚染対策を強化する。今年は化学的酸素要求量(COD)とアンモニア性窒素排出量をそれぞれ2%減らすこととする。重点流域・区域の水質汚濁対策と農業ノンポイント汚染対策にしっかりと取り組む。土壌汚染状況を詳しく調査し、類別に対策措置を決めて実施する。都市・農村の環境総合対策を強化し、ゴミの分別処理制度を普及させる。省エネ・環境保護産業を大きく成長させ、環境改善と経済発展のウィンウィンを実現させる。
生態系の保護と整備を推し進める。生態系保護のためのレッドラインの画定を急ぎ、それを厳守する。森林質的向上プロジェクト、長江経済ベルト重要生態系修復プロジェクト、第2次山・川・林・田・湖生態系保護プロジェクトの試行を開始し、耕地の森林・草地への復元を80万ヘクタール以上完了させ、生態系という財産をより多く積み上げて、持続可能な発展を守る緑の長城を築く。
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